AQUOS SHL23
大規模換羽。ハゲ散らかす楓ちゃん先生
現在はご覧の有様。羽が透けて赤い地肌がむき出しに。
大量の羽根が抜け、新しい羽根が生えてくることで体力を著しく奪われ
今はかごの外で遊ぶ気にもなれず、ずっとヒーターの横で丸くなって寝ております。
見るからに辛そうです。
⇒【文鳥】激しい換羽
換羽で体力を消耗している時
体力的消耗
換羽はとにかく体力を消耗します。
その規模や勢いが激しいほど消耗も激しく、慢性的に疲れている状態になります。
栄養の消耗
羽根の構成物質としては大きなものとして、「タンパク質」「カルシウム」等が挙げられます。
その羽根を作り出すための代謝に各種ビタミン等が消費されます。
文鳥の換羽をスピーディーに行うにはこれら栄養素が十分に供給できる環境を整備する必要があるでしょう。
一般に食欲が増す
羽根を作り出すための栄養を得るため、文鳥は通常よりも多く餌を食べるようになります。
特にペレットではなく種子餌の場合はグラム単位あたりの栄養分が少ないので量が増えるのが分かりやすいと思います。そしてお腹一杯になると体力を温存するために寝るか、じっとしているようです。
羽根が減少する弊害
一般に攻撃的になる
羽根の生え変わりに伴い、文鳥は概ねイライラしています。
これの原因としては諸説あります。
例えば羽根の生え変わりに伴うムズムズ感が原因だとか。
また、群れる鳥類は病気になったり、元々弱い個体をイジメる性質があります。
これに対する防衛措置として、病気にかかった個体は体調不良を隠し、元気に振る舞います。
文鳥もまた本来群れる動物です。体力の低下に伴い群れの中での順位が下がり、イジメの対象になることを避けるため、神経質にな攻撃的になる説もあります。
個人的にはこの説を支持します。
水浴びの頻度が落ちる
羽根が少なくなり保温効果が落ちる他、体力の低下を防ぐため、一日あたりの水浴びの頻度は落ちます。なお全くしないわけではありません。うちの子は割と飛びました。
飛行も避ける
同時に飛ぶことも避けるようになります。
体力を温存するため、及び単純に飛びにくいためです。
ただコレも個人差あり、うちの子も飛びたいときは飛んでました。
飼い主がしてあげられること
高い栄養素・多様な食事を与える
ペレットがメインの子の場合
主食がペレットならそれだけでも構わないです。
が、是非、青菜やカルシウム分たるボレー粉なども与えて下さい。
文鳥は一般に自分に必要な栄養素を含む食材をよく食べる傾向があるようです。
自分の場合は換羽期は餌にネクトンS を少々添加します。換羽に特化したものもあるのですが、単羽飼いでは使い切れそうにないので、基礎栄養で事足りると考えています。
種子餌がメインの子の場合
ペレットに切り替えてあげるのが無難です。
ペレットを食べない子には市販の粟玉でタンパク質を補給するのがいいでしょう。
また、各微量元素補給のため、ネクトンS か換羽期に特化したネクトンBIO
を供給するべきです。
ゆで卵の黄身を与えるという伝統的な方法があるようですが
傷みやすいため個人的にはオススメしかねます。
またボレー粉や青菜も切らさない環境を保ちましょう。
重要なのは文鳥が欲する栄養を自ら摂取できる環境を崩さないことです。
保温する
ケージカバーとひよこ電球等ヒーター類を併用して温度を24~28℃、湿度を50%程度に保つのがベストです。
湿度に関してはさほど気にする必要はありません。
しかし30%を切るような乾燥状態や、70%を超える多湿状態にならないよう換気して下さい。
冬場はビニルカバーとひよこ電球などを併用するのが一般的です。
投資が出来る人は赤外線パネルを使うのも良いです。
「HOEI ハートフルハウス手のり」を使っている飼い主には以下のカバーがオススメです。
ちなみに自分はひよこ電球30Wに以下のカバーを併用して保温しています。
余計なおせっかいはしない
文鳥にとってはストレスだったりいい迷惑だったりするものです。
文鳥が遊びたがってるなら普段通り籠の外にだしても構わないです。
やってはいけないこと
1.水遊び器を取り外さない
「寒そうだし、水浴びはいいよね」と、ユニットバスを取り外すことは余計なおせっかいです。
本来水遊びが好きなのを我慢しているだけなので、やりたい時に出来るよう水浴び機器はつけっぱで。
2.水浴び器や飲水器にお湯を注がない
「きっと暖かいだろうからと」水浴び器や飲水にお湯を注いだりするのもイケません。
暖かいお湯は文鳥の羽根をコーティングしてる油分を落とし、羽根が乾きにくくなります。
結果的に体が冷えてしまうので体調を崩しかねません。
飲水器にお湯も季節によっては水が腐りやすくなるため推奨しかねます。
3.体力の心配をして鳥かごに軟禁しない
疲れて寝ている内はそっとしておいていいですが、運動も勿論必要になります。
体力のことを気にかけすぎて鳥かごの中に入れっぱなしにするのはかえって良くありません。
普段通り外に出して遊んであげましょう。
疲れて嫌になれば自分から鳥かごの中に戻っていきます。
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