
前輪初パンク修理に取り組み
少し前のこと、日暮れ前。
のんびり荒川CRをサイクリングでもしようと思い走っていたところ、段差を通過したところで前輪をパンクさせてしまいました。初めて聞く前輪からの「プシューッ!」音。しかし思ったよりは動揺しなかったかなぁ。
それよりかはパンクする程の場所でないところでパンクしたため、そっちが気になりました。
サドルバッグに入れていたパンク対策装備一式もありましたし、チューブ交換は何回も経験しているので、パンク対応準備は万全!のはずでしたが初パンク故に想定外の失敗も。
初めての経験で学んだことをまとめておきましょう。
原因は段差かもしれないが、運悪く石を踏みつけた。
パンクは荒川CR側道の少し荒れた路面で、ちょうど段差を通り過ぎたところで発生しました。
空気が勢い良く抜ける音ですぐにパンクだと分かり停止。修理ができる場所まで歩いて移動しました。
段差を通過した直後のパンクなのでリム打ちパンクを疑いました。
ただ、当該の段差を改めて見てみましたが、どう考えてもパンクするほどの段差じゃありません。空気圧はいつもどおり(6.5ber)でしたし、段差を認識して抜重も行っていました。夕暮れで暗いため写真を撮って後で検証することも出来そうにありません。
しかし段差の周囲にはやや大きな石ころが幾つか転がっていたので、恐らく運悪くそれを踏みつけてリム打ちしたのだと思います。
路上での初パンク修理
とりあえず予備のチューブに交換

RS8を逆さに直立させ前輪を外し、初のパンク修理にとりかかります。
既に日没を過ぎており、どんどん暗くなっていくため、写真を撮る暇はありませんでした。
とはいっても、予備のチューブをしっかり装備していたので、チューブを交換して空気を入れれば済む話です。チューブ交換は来るパンク時に失敗しないため練習もしていましたし、ANCHOR RS8 EPSE標準装備のエクステンザ軽量チューブからPanaracer R’Airへの換装の際にも行っており、作業自体は慣れています。
特に手間取ることもなくチューブを取り外し、予備のチューブを入れ込みます。
新しいチューブを入れる際は手持ちのポンプでほんの少しだけ空気を入れてから行うとスムーズになります。手持ちの「air bone スーパーミニポンプ」を使用してチューブがぽよんとなる程度に空気を入れてからリムにはめ込みました。
⇒【ロードバイク】「airbone スーパーミニポンプ 」徹底レビュー
CO2インフレーターの初使用。そして失敗。

ロードバイクにおけるパンク修理は、従来では携帯ポンプでせっせとポンピングして空気を入れてやるものでした。しかし現在ではCO2高圧ボンベによるCO2インフレーターを使用た方法が主流です。
23cタイヤ一本につき16gボンベ1本を消費するコストがかかりますが、なんといっても一瞬で約7berの空気が入れることが出来るため、コストに見合った効果が得られるんです。
てなわけで自分も「TNI CO2 ボンベセット」を持っており、これを使ってさくっと空気を入れて解決しようとしました。ただしボンベのコストが惜しく、CO2インフレーターの練習はした事がありません。これが初使用になりました。
チューブがタイヤと噛んでいるのを見逃し失敗!替えのチューブがお釈迦に。
TNIのCO2インフレータをホイールのバルブにはめ込み、CO2ボンベをセット。
インフレーターのバルブを開放してCO2を一気にチューブに入れ込みます。その間わずか数秒。
あっという間にタイヤがパンパンになりました!ちょっと感動。これで帰れる^~。
しかし、ほっと胸をなでおろした次の瞬間、「パンッ」とバースト音。青ざめます。
タイヤを摘んでみるとみるみるうちにフニャフニャに。チューブがタイヤとビードの間に噛んでいたようでバーストしたようです。普段ならしっかり確認してから空気を入れていましたが、初パンクの上に日没を過ぎていたこともあり、焦ってチューブの安全確認をし忘れていました。
替えのチューブとCO2ボンベ一本が無駄になりました(泣)。
バーストしたチューブを補修し、携帯ボンベで空気入れ

替えのチューブと、CO2ボンベはそれぞれ一本しか持ってませんでした。自走して帰るためにはパンクしたチューブか、バーストさせてしまった替えチューブのどちらかを補修し、airboneのミニポンプで空気を入れて再利用する他ありません。
パンクしたチューブは恐らくリム打ちなので、パンク箇所を探すのは比較的簡単であると考えられましたが、これはあくまでも推測です。リム打ちではなくスローパンク等他の要因であった場合、穴が空いた箇所を探すのは難しいという判断から、バーストしたチューブを補修することにしました。
この頃になると辺りは真っ暗。VOLT300の明かりを頼りに作業します(明るくてホント助かった。
バーストしたチューブに「air bone スーパーミニポンプ」に軽く空気を入れ、空気が抜ける音を頼りに穴が空いた箇所を探すと、運良くすぐに見つかりました。補修にはPanaracerイージーパッチを使用しました。
⇒【ロードバイク】おすすめフロントライト「CATEYE VOLT300」徹底レビュー
結局、airboneのミニポンプで空気をせっせと入れることに。。。
「あくまで非常用」として装備していたairboneのミニポンプが初回パンクから大活躍です。
補修したチューブを再度タイヤにはめ込み、念入りにチューブが噛んでいないか確認して作業します。
前述したとおりCO2ボンベの替えは無いため、ミニポンプを使ってせこせこ空気を入れることになりました。
airboneのミニポンプは小さい分ワンポンピングで入る空気量は少なく、また高圧になるにつれて空気を入れるのに大変な力を要します。数百回ポンピングしたところで疲れました。大変過ぎワロタ。
タイヤをつまみ、パンクしてないリアタイヤと空気圧を比較してみると、恐らく5ber入ってるか否か、といったところ。本当ならまだ空気を入れるべきですが、切り上げてこれで乗って帰ることに(非推奨)。あくまで比較的路面状況の良い荒川CRがすぐ横にあり、市街地(自宅)にも近かったためです。
再びリム打ちパンクを起こさないよう細心の注意を払いながら走行し、なんとか家に帰れました。
初パンクで学んだこと

1.CO2インフレーターに依存せず、ミニポンプを携帯したのは大正解だった
初パンクで痛感したのはこれに尽きます。
もしairboneのミニポンプを持っていなかったらクリートシューズでロードを押し歩きして家路につかなければなりませんでした。最寄りの自転車屋にも少なくとも数キロはあったため、考えるとゾッとします。
もしこれが市街地に比較的近い場所でなく、ど田舎や山奥で起こったとしたら・・・。
CO2インフレーターとairboneミニポンプのセットは雑誌や他ブログ等によくワンセットで紹介されていて、それを真似ていたわけですが・・・いやいや、本当に良かった。
⇒【ロードバイク】「airbone スーパーミニポンプ 」徹底レビュー
2.空気を入れる前には必ずチューブが噛んでないか念入り確認
今回の最大の失敗はCO2インフレーターで空気を入れる前にチューブの噛みが無いか確認するのを忘れたことです。これをしっかり行っていれば替えのチューブがバーストすることは無く、ルンルン気分で安全に帰宅できたはずです。
パンクした際は素早く走行に復帰したいあまり、気持ちが焦ってしまいます。今回の失敗は大きな教訓として頭に刻まれました。次回以降パンクした際は、冷静になって対応しましょう。
3.「airboneミニポンプ」による自走可能レベルまでの空気入れは修行レベル

⇒【ロードバイク】おすすめフロアポンプ 「TOPEAK JoeBlow Sport II」 徹底レビュー
帰宅後フロアポンプで前輪の空気圧を確認してみると、なんと約4.5berでした。恐らく自走できるギリギリのラインだと思います。リム打ちを恐れて段差を徹底的に避けてなかったらヤバかった。
airboneスーパーミニポンプのレビュー記事はおいおい書くつもりですが、こいつの最大の魅力は「コンパクト」&「軽量」です。CO2インフレーターとのセットは前述のとおり最高の組み合わせだと思います。
しかしその分、こいつを使って空気を入れるのは非常な労力を要します。
数百回苦労してポンピングした結果がこれなんだから、6ber以上まで空気を入れるためには腕の力を失うくらいのパワー消費は覚悟したほうが良さそうです。ホント疲れたでち。