生い茂ったハーブを収穫してドライハーブに。
自宅で育てたハーブ類が生い茂って結構な量になりました。
普段は生のままお茶にしているのですが、あまりの量で処理しきれません。
そんなわけで、生い茂ったハーブを収穫して乾燥、ドライハーブにします。
ドライハーブは手間がかかりますが、風味を閉じ込めて青味を軽減し、保存が効きます。
また薬効成分が抽出しやすくなるというメリットがありますよ。
本記事ではペパーミントの収穫から乾燥させる手順をざっくり紹介します。
「ペパーミント」とは
ペパーミント(英名:Peppermint、学名:Mentha x piperita L.)は、シソ科ハッカ属の多年草。和名はコショウハッカ、セイヨウハッカ。スペアミントとウォーターミントの交雑種であるといわれる[1]。原産地はヨーロッパ大陸である。ハーブの一種であり、独特のメントール臭がする。ニホンハッカに比べると、メントール(ハッカ脳)の含有量は50 – 60%と低い[1]。
ヨーロッパ、アラビアで、葉を摘み取って乾燥させたものをハーブ(薬草)や薬味として使用したり、花を枝ごと水蒸気蒸留して精油を抽出して香料として利用されてきた。ペパーミント由来の香料は菓子に広く使われ、またハーブティーにも用いられる。
―Wikipedia
ハーブ園()は伸びたい放題の状態
しばらく収穫せずに放っておいたらこの有り様です。
レモンバームは花を咲かせてしまいました。(葉菜栽培において花を咲かせることは良くない)
4月に導入したローズマリーとタイムの苗も写真ではよく分かりませんがしっかり茂ってます。(写真右手)
今回は写真左手前に生い茂っているペパーミントを収穫します。
ローズマリーとタイムを購入した数ヶ月前
この状態から上記の写真のところまで葉が増えるから面白いですね。
ペパーミントを収穫する
全てのハーブを一度に収穫、乾燥させようとすると膨大な時間と労力が必要なため、一つづつ処理していきます。今回は一番良く育ち生命力の強いペパーミントを収穫です。
ペパーミントは皆さんのイメージする極一般的な「ミント」です。l-メントールを含みスッキリした香りがリフレッシュさせてくれます。あまりにも生命力が強く雑草としても有名です。
なので収穫も何も考えずバッサリと切ってしまいます。
汚い切り方ですが、これからまた数週間で収穫可能なレベルまで茂るので大丈夫です。
収穫のタイミング
ハーブの種類によって勿論シーズンで旬があるので一概には言えませんが
共通のポイントとしては以下数点です
- 早朝(日の出直後)がベスト
- 前日の夜にたっぷり水を与える
- 各種農薬の残留しないか日にちは確認しておく
- 直前に肥料などは与えない
収穫したペパーミント
結構な量が収穫出来ました。
ペパーミントは茎も含めた全草がl-メントール等を含みお茶にも使用できますが、えぐ味も含み、換装にも時間がかかるためこの束から使用可能な葉っぱのみを切り取っていきます。
ペパーミントの葉を切り取る農作業()
写真のようにペパーミントを新聞紙の上に適当に置いて
収穫物・切り取った葉・残渣と分けていきます。
茎だけでなく、傷んだ葉なども切り取らず残渣として処分します。
作業中は部屋いっぱいにミントの香りが充満します。
茎から葉を切り取るだけの単純作業ですが幸せな気分になれるのはハーブならではの良さです。
ハモグリバエが少し寄生していた
ハモグリバエとは
葉を食害するハモグリバエの幼虫は、ウジ虫形状で体長約2~3mm。 (成虫は食害しません) 不規則に蛇行した白い食害跡を残すところから、ハモグリバエの 幼虫は別名エカキムシとも呼ばれています。
―http://kagoshima.travel.coocan.jp/vermin/fly.html
残さとの仕分け中、珍しく「ハモグリバエ」というハエの幼虫が数枚の葉に寄生していました。
ミントはその非常に強いl-メントールなどの成分から害虫を忌避する能力があり、害虫が付きにくい植物です。
ミントの葉を食べて育つとか中々にどMなハエも居たもんだw
軽く水洗い
収穫した葉を軽く水に浸して葉の表面のホコリ等のゴミを落とします。
ミントの香気成分は水にも簡単に溶けるのでさっと簡単に。
乾燥させる
収穫して洗った葉をざっと水切りしてこのようなネットに入れて陰干しします。
直射日光が当たるような環境では香りが飛んでしまいますので自分は部屋干し。
今は梅雨もあって多湿ですが、1~2週間でパリッパリに乾燥します。
乾燥させたら早速ハーブティーにして頂きましょう。
ミントのハーブティーは美味しいですよ。
もちろんペパーミントは生葉のままハーブティーにしても美味しいです。
ドライよりもよりミントらしい香りがします。
乾燥させたら瓶詰め
こちらは今回収穫したペパーミントではなく以前収穫した「レモンバーム」です。
こちらも結構な量が収穫できた上、今年は青臭さの無い美味しい葉に育ち満足しています。
ペパーミントは乾燥すると葉が丸まります。
枯れるのと異なり、収穫して乾燥させると緑色のまま乾燥するのが面白いですね。
これらは味付け海苔などに付属する乾燥剤を入れた瓶の中に詰めるのがポイントです。
お茶にする際は細かくてで千切ったりすると薬効や味が抽出しやすく良いですよ。
ペパーミントティーの主な効能
- 胃腸の機能調整
- 吐き気止
- 抗菌・抗炎
- 鎮静(リラックス)
主な効能は胃腸へのポジティブな効果です。
旨い上、整腸の効果がある良いお茶です。
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