Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
誰でも買える唯一のSHIMANOの純正工具の使い方
SHIMANOの純正工具は基本高額で買うのを躊躇するものばかりです。
が、唯一誰でも買えちゃう激安工具がこちら、「SHIMANO TL-FC16 クランク取り付け工具」です。
レンチやアーレンキーというような具体的な名称がなく「クランク取り外すアレ」とか、「クランク外し工具」と呼ばれる影の薄い悲しい純正工具です。
クランクを交換する予定はありませんが、ゆくゆくチェーンリングを取り外しBB周りを清掃したいと思って購入しました。ORTLIEBのサドルバッグを買うついでです(笑)
本記事では軽くこの工具の使い方を紹介します。
価格はAmazonにてわずか177円(2015/07/02現在)
定価は305円らしいですが、アマゾンでは42%OFFの177円です(笑)。
これ採算取れてんのかな・・・。
クランク取り外し手順
今回は工具の使い方を覚えるということで105(5800系)クランクの片側だけ取り外します。
クランクの取り外しから→BB面の簡単な清掃→クランクの取り付けを行います。
なおクランクは2本のボルトとキャップ、そして落下防止のツメの3点+1で固定されています。
固定ボルト2本を取り外す
クランク取り外しの初手はクランクを固定するボルト2本をアーレンキーで取り外し。
このボルトは比較的キツめに締まっていると思います。
落下防止ツメを上げる
固定ボルト2本で固定されていた落下防止ツメがフリーになるので、これを持ち上げます。
後はキャップ部分を購入した工具で取り外すだけです。
クランク取り外し工具を装着
ここで今回購入したTL-FC16 クランク外し工具を使用します。
キャップにはすっぽり嵌める簡単な作業です。
ただこのキャップ部、別にこの工具使わなくてもマイナスドライバーや割り箸などで代用できるらしい(笑)。
手で反時計回りに回して緩めていく
クランク取り外し工具を反時計回りに手動で回します。
この時締め付け具合を覚えておくと良いです。
取り付け時強く締め付け過ぎるとガタが出てしまうようですね。
トルクレンチなどでトルク調節が出来ないので感覚が重要になります。
キャップ取り外し完了
キャップを取り外しました。
グリスは思ってる以上に綺麗で特にグリスアップの必要性はないですね。
キャップを取り外すとこんな感じ。
クランクを取り外す
手で手前に引くことでクランクを抜き取ります。
裏返してみるとグリスに小さい粒子ゴミがついてますね。思ったより綺麗ですが。
BB部から突き抜けているのはシャフトです。これを押し出せばチェーンリング側のクランクも取り外せます。
今回は練習のためチェーンリング側は取り外しシません。
ちなみに、このシャフト部とクランク部は取り付け位置が決まっているのでよく確認しておきましょう。
シャフトの穴が空いている部分とクランクの割れ部分が対応します。
BB部分。RS8に装備されているのは「SHIMANO SM-BB72-41B」
プレスフィット(圧入)型のBBで素人による脱着は難しいです。
にしてもANCHOR RS8はコンポがフル105なのが嬉しい。
同じく少しですが粒子ゴミがこびりついてます。
清掃が必要なパーツは掃除しておく
キャップ部分や取り外したツメ、ボルト。
ボルトはちょっとゴミが付いているので、ネジ部分に傷がつかないよう綺麗にすることにしました。
ボルトにディグリーザーなり吹きかけて紙ウエスで拭き取り。
ボルトのような細かいパーツのふき取りには布ウエスでなくキムワイプを使用しています。
BB部分もバイクウォッシュを染み込ませたキムワイプで拭き取り。
クランク部分のゴミも拭き取りました。
各パーツのグリスアップ
グリスアップに使うのは勿論SHIMANOのプレミアムグリス(通称デュラグリス)
ボルト、クランクシャフト、BB周り等必要箇所を適当にグリスアップしました。
クランクの取り付け
取り付けは基本的に逆の手順を踏むだけです。
- クランクの差し込み
- キャップの取り付け
- ボルトとツメの装着
- 各ボルトのトルク調整
以上の手順で完了です。
全工程完了
作業完了です。
取り外し作業だけならば5分程度で出来そうですね。
ロードバイクのあらゆるメンテナンスの中では比較的難易度は低いんじゃないでしょうか。
まとめ
- クランク取り外し工具はSHIMANO純正でもとっても安い
- ただし割り箸でも代用可能らしい
- 取り付け・取り外し作業はメンテナンスの中では比較的簡単な方
- キャップの締付けトルクは感覚が頼り
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