
GARMINのログがGARMINconnectやSTRAVAにアップできない!
ロングライド等をやり遂げデータを保存。
さぁGARMINconnectにアップロードだ!・・・と思ったら何故かアップロード出来ない。
こんな経験、GARMIN所持者では一回くらいありそう(確信)
GARMIN Edge510Jで走行記録を取っている私もこんな経験が何度もあります。
ちょっとその辺を走っただけの記録なら構いませんが、大抵ロングライド等長時間記録を取り続けた際に起こってしまします。
どうもログデータが破損しているようです。
不完全ではあるもののデータ修復・復旧は可能

これまでは諦めて手動入力でおおよその記録を保存してきましたが、ここ最近一生懸命走った白石峠TTのログが破損してしまい、なんとかならないかと頑張った結果、なんとかなったのでその方法を紹介します。
GARMINログの破損時の対処法の一つとして多くの方に活用してほしいです。
使用するツール
- FIT File Tools
- STRAVA(使わないで済むケースもある)
FIT File Toolsについて

ログの拡張子「.fit」ファイルをカスタマイズするためのツールです。
Fitファイルから特定のデータ項目を削除したり、複数のログを一つにまとめたりと出来るようです。
本来は破損したログデータを修復する目的のツールではないのですがこのツールでは上手くいきました。ちなみに、以下のサイトで本ツールの存在及び使用法を学ばせてもらっています。

修復手順
- デバイスから該当.fitファイルをコピーする
- 「FIT File Tools」を利用して.fitファイルを修復する
- 修復したファイルをアップロードする
デバイスから破損した.fitファイルをコピーする

GARMINをPCに接続し、エクスプローラーからGARMINデバイスにアクセス。
「Activities」フォルダから破損したログデータをコピーします。
このフォルダにはログデータ本体が日付ごとに格納されています。
コピーしたファイルは任意の場所に保存してください。
コピーをとったら該当ログファイルはデバイスから削除して結構です。
「FIT File Tools」を利用して.fitファイルを修復する

「FIT File Tools」を開くとこのようなページが開くはずです。
ここから「Filed Stripper」の「Launch」をクリックします。
この「Filed Stripper」は本来.fitファイルから任意のデータ項目を削除するツールです。
するとこのような項目群が表示されます。
Step1の「Drop FIT file there」 または「or Select files」を利用して.fitファイルを選択します。

破損した.fitファイルを読み込みました。

Step2にはチェックボックス群が表示されてますがノータッチでOKです。
ちなみに任意の項目にチェックすると選択した項目データが削除されます。

Step3の「Go!」をクリック。
内部でどのような処理を行っているか分かりませんが、破損したデータが整理されて出力されます。

「Click here to download your file!」で修復された.fitファイルがダウンロードできます。
まずはダウンロードした.fitファイルをGARMINconnectに手動アップロードしてみましょう。

GARMINconnectの「データのインポート」を開き、修復したファイルをアップロードします。
修復が上手く行っている場合、このままデータをインポートできます。

上手くいきませんでした(´・ω・`)。
修復したファイルをSTRAVAにアップロードします
が、まだ諦めるのは早いです。
以下は修復したファイルがGARMINconnectにアップロード出来なかった際の方法になります。
Step3に戻りましょう。
「Upload to Strava」を選択します。
ツールとStravaの連携を承認して、本ツールから直接Stravaにアップロードします。

「Activity Name」「Activity Description」「private」を任意に入力し
「Upload」をクリックします。

STRAVAには無事アップロードされました。

画像の通り軌跡、標高、区間データなどしっかり出力されています。
が、データは完全ではありません。
今回の場合、ゴール地点がスタート地点と同じはずなのですが20km手前でゴールしていることになっています。もしかしたらここでエラーが発生したのかもしれません。ラップデータも吹っ飛んでいます。獲得標高も-500mくらいになってるようです。
修復度合いはケースバイケースな感じだと思います。

しかし区間記録が正しいと思える形で保存されており、詳細データもしっかり保存してありました。
STRAVAからGARMINconnectにデータを移す
STRAVAのログ閲覧ページのスパナマークをクリックし「Export TCX」を選択します。
当該ログの.tcxファイルがダウンロードできるので任意の場所に保存してください。
GARMINconnectの「データのインポート」を開き、ダウンロードした.tcxファイルをアップロードしてみたところ、このようにアップロード出来ました。

なんとかGARMINにもログデータをアップロード出来ました。

STRAVAとのデータの差異や、一部データ項目がおかしいといった点もありますが、概ね正常な形でデータが記録されています。以上です。
手間はかかるけど大事なログデータだから。
破損した,fitファイルログは複数紹介されていますが、私が唯一上手く行ったのはこの方法です。
場合によっては手数がかかりますが、ある程度の形で詳細なログが残せるならまぁ。
大切なログデータを復活させたいときに是非参考しにしてください。
この方法で上手く行かなければ私としてはお手上げです\(^o^)/
なるべく細やかに説明しましたが、分からない点などありましたらTwitter等を介して教えてください。
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