
超低予算で憧れの壁掛けサイクルラックを自作する
壁掛けサイクルラック、憧れますよね。
でも市販品、お高いですよねぇ・・・。
でもこれさえあれば、自転車をインテリア化出来るし、何よりもスペースを有効活用できて部屋を広く使える。
しかも、壁そのものに穴を開けないから賃貸でもOK。
なんとかこいつを自作することにしました。
費用は総額わずか3943円
安い(確信)。
これなら私でも捻出してロードバイクを壁掛け出来ます!
では、本記事では壁掛けサイクルラック自作に関して紹介していきましょう。
買った物
●サイクルハンガー
核となるサイクルハンガーはMINOURA製。
Amazonで探せばもっと廉価な製品が沢山ありますが、ここだけは節約しないほうが銭失いにならずに済むと考えて選択しました。機能的ですしね。
購入価格 : ¥2,314 (Amazon)
●2×4材(ツーバイフォー材) 8フィート + カット費用
本記事の核となる素材!
ホームセンターで購入。大抵資材コーナーに必ずあります。
後述しますが天井の高さに合わせてカットしてもらっています。ある程度の大きさのホームセンターであれば加工場が備わっており、店員さんが機械を使って指定の長さにカットしてくれます。私の立ち寄ったホームセンターの場合は1カット50円でした。非常に安く、正確に切断してくれるので是非利用しましょう。
加工場に関しては店舗や店舗規模によってあったりなかったりするので事前に確かめましょう。
2*4材は長尺ですが、ホームセンターの多くは軽トラを無料で貸出してくれます。それを利用して家まで運びました。
購入価格 : ¥699 (ホームセンター)
カット費用 : ¥50
2×4材(ツーバイフォー材)とは
2×4材に代表される「2×材(ツーバイ材)」とは、2×4工法に使われる木材のことです。
日本で古くからある工法は柱や梁などの「線」で建物を支えますが、アメリカの2×4工法では壁や床などの「面」で建物を支えます。「面」をかたち作る枠組みに2×4材が多く使われています。
●安価 規格化され大量生産できるのでコストが安い。 ●なめらか 白い木肌はあらかじめ表面が研磨され、面取りもされている。 ●加工しやすい 接着、釘打ちはもちろん、切削から塗装まで全てOK。 ●入手が容易 ホームセンターで取り扱いがあります。
― http://www.komeri.com/howto/html/02070.html
●LABRICO DIY収納パーツ 2×4アジャスター
第2の核は、カットした2×4材を天井と床につっぱらせるためのアジャスターです。
今回はAmazonで即手に入った「LABRICO」を採用しました。
私と同じように壁掛けサイクルラックを自作する方では下記の「ディアウォール」を採用してる人も多いですね。「LABRICO」と「ディアウォール」の違いは前者がネジ式、後者がバネ式ということです。見た目的にはディアウォールの方がスッキリしていますね。
LABRICOはネジ式なので微調整が楽な気がします。
購入費用: ¥880 (Amazon)
以上です。これだけで壁掛けサイクルラックを自作できますぞ!
その他必要なもの
- メジャー
- 床~天井の高さを測るために必要です。
- プラスドライバー
- サイクルハンガーを2×4材に固定するために必要です。携帯工具付属のもので十分です
LABRICO アジャスターについて

公式HP [http://www.heianshindo.co.jp/labrico/]
2×4材等をつっぱらせて様々な家具類に応用可能にさせるアジャスターです。
今回はサイクルラックのために使ってますが、工夫次第でかなり凝った家具もDIYできそうです。

中身はシンプルに3点。
- アジャスター
- 下部受け
- 説明書
のみです。説明書には丁寧にセッティングの方法が書いてあります。

アジャスター部分はこんな感じ。
ネジを締め込むことでつっぱらせる、比較的単純な構造です。
ネジ式なので突っ張り強度を自由に設定できるのは一つの利点かな。

突っ張り面にはシリコンゴムが貼られています。
そのため天井を傷つける可能性はそれほど高くないかと。
耐震性は一般的な突っ張り棒と同程度しか無いと思います。
ここばかりはMIMOURAのバイクタワー等には勝てなさそうな点です。
「MINOURA バイクハンガー4R」について

MINOURA 製品ページ [http://www.minoura.jp/japan/storage/single/bikehanger4r.html]
安心と信頼のMINOURA製バイクハンガーです。
MINOURA バイクハンガー4RにはMTB用とロードバイク用の2種類があるので注意。

ボディは鉄製でしっかりしています。
またフレームを引っ掛ける部分は傷がつかないよう保護カバーが装着されてます。
更に、フレームハンガーは角度調整が可能で(15°まで)スローピングフレームでも床に対して平行にかけることが出来るようになっています。

基部は中央のボルト2本で固定し、下のボルトでアームの角度を調整し固定します。
下のフックはヘルメットなど小物をかけられますよw。

ハンガーにロードバイクを掛けるとこんな感じ。
上記のフックにハンガーを掛けても十分な余裕があることがわかります。
ハンガーはしっかりとロードバイクを支えており、フレームが重さに負けている様子もありませんね。

ハンガー展開時。
サイドにはMINOURAのロゴが明記されてます。
ハンガーのアームは思ってるより長いので、横幅のあるハンドルを取り付けても問題ないでしょう。
フック部分は硬質ラバー素材ですが、フレームへ若干攻撃性があるきがします。
布のようなもっと優しい素材で巻いてあげると良いかもしれません。

ちなみに未使用時はこのようにハンガーを折り畳めます。
ハンガー設置手順
- 必要な道具類を揃える
- 床~天井の高さを測る
- ホームセンターで2×4材を購入
- 必要な高さにカットしてもらう
- 軽トラ等で自宅に輸送
- ハンガーの取り付け位置を決める
- ハンガーを取り付ける
- 2×4材にLABRICOを装着する
- 設置場所を調整する
- 床につっぱらせる
- ロードバイクを掛ける
- 完成!!
※2×4材は8フィート(2.4384m)あるので、長さが足りないと言うことは無いでしょう。
※LABRICOを取り付けるにあたっては『床~天井の長さ-95mm』に2×4材をカットしましょう。
2×4材にMINOURA バイクハンガー4Rを取り付ける

LABRICOを取り付けた2×4材を一度セットしてみて、サイクルラックの設置箇所、及びハンガーの取り付け位置にアタリをつけます。
ロードバイクを掲げてみて、無理のない高さが理想的です。

取り付け位置にアタリを付けたらバイクハンガーの取り付け位置を決定します。
本体付属の台紙が型紙になっているので、それを使用して鉛筆などで下書きします。

バイクハンガーには長いネジと短いネジの2種類が付属しますが、長い方は2×4材を突き抜けてしまうので、短い方を使用しましょう。

バイクハンガーをネジで固定します。
電動ドライバーでやるのが確実ですが、
プラスドライバーで体重をかけてやれば問題なく固定できるはずです。

フックを取り付けて完成です。
ハンガーの角度はボルトを緩めることで随時調整可能です。
完成

サイクルラックを再び突っ張らせ、ロードバイクをかけてみます。
位置が問題なければ完成です。

天井の高さにもよりますが、切り詰めれば2台がけもできそう。
私はまだ十分に活かせてませんが、ハンガー下部のスペースも有効に利用できるようになりました。
とりあえずホームセンターで適当なフックを取り付ければローラー用のホイールを掛けられそうですね。柱になる2×4材が安いので気楽にカスタマイズ出来ると思います。
やる気があれば更に拡張もできる
棚受けを始めとする各種拡張パーツも同メーカーから販売されているので、このサイクルスタンドをベースに自転車用のアクセサリーを一通り格納できる収納ラックを作ることも夢じゃないです。
まとめ
- 低費用(約4,000円)
- 設置には全体でやや時間をとる(購入含め概ね3時間)
- プラスドライバー以外工具不要
- 2×4材はホームセンターで購入・カット・運搬可能
- ハンガーを安物にすれば更にコスト減
- カスタマイズ・拡張ができる
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