いつだったかのライドでうっかり車体を倒してしまい、ディレイラーハンガーが曲がってしまいました。おかげでインナーロー(34×28T)にギアが入らなくなってしまう事態に。
と、いうわけで、以前から購入されたままホコリを被っていたディレイラーハンガー修正工具で曲がったハンガーの修正を行いました。
結論から言うと、思ったより簡単でしたよ。
ディレイラーハンガー修正工具と使用する工具
ハンガーの修正に必要な物は六角レンチとディレイラーハンガー修正工具のみです。
ディレイラーハンガー修正工具の詳細
- ポジショニング・ハンドル
- アライメント・バー
- スライディングベース
- ゲージ
- Oリング
一つずつ簡潔に説明すると
- リアディレイラー部に取り付けるためのねじ巻きハンドル
- 修正時やアライメント調整時に使用するシャフト
- シャフト回転時にインジケーターを移動するためのベース
- ディレイラーハンガーが平行かどうかを判定するインジケーター
- インジケーターを固定するためのOリング
作業手順
リアディレイラーを取り外す
六角レンチでディレイラーを取り外します。チェーンはそのままで大丈夫。
とりはずしたディレイラーはこんな具合にぶら下げときます。
ディレイラーハンガー修正工具をとりつける
ポジショニングハンドルを使ってディレイラーがついていた場所に工具を取り付けます。
説明書に従ってベンチマークを設定
付属の説明書(英文)を読んでみると基準点は画像の「A」部分
シャフトを回しその地点に合わせます。
ベース部部分を動かしインジケーターをリムに合わせます。
インジケーターがずれないよう両側にあるOリングで固定します。
A→B→C→Dの順に調整を行う
車体を逆さまにし、調整作業に入ります。
インジケーターに合わせ、曲がりがあった場合はシャフトに少し力を込めてディレイラーハンガーを曲げ修正します。基本的にはこの作業の繰り返しです。ハンガーを曲げ、曲がりすぎていないかインジケーターを見ながらハンガーを平行にします。
ハンガーを壊さないよう力の入れすぎには注意を。
元々柔らかいので、少しの力で曲がります。
修正を終えたら適性に動作するかテスト
見事28Tに変速が可能になりました。
修正は成功です。全体的に変速もスパスパ決まり、個人的に大満足ですね!
作業終了
↑ 作業前。ディレイラーハンガーが外向きに曲がっているのがわかります。
↑ 作業後。 画像の傾きで平行には見えませんが、作業前と比べかなり平行に近づきました。
作業全体にかかった時間はおよそ30分です。
思っていた以上に時間はかかりませんでした。
また、ハンガー調整作業はシビアなイメージがありましたが、意外と適当でもうまくいきます。
まとめ
ハンガー調整は自宅で行うほうがお得か
ディレイラーハンガー曲げは熟練のローディでもうっかりやってしまいます。
しかしショップに修理をお願いした場合の工賃は500~1500円。
頻度が多い割に影響が大きく、
一々お店に頼むのはコストパフォーマンス的に良くないかもしれません。
ディレイラーハンガー調整工具はwiggleおよびPWTで安価に購入できます。
いずれも形状や特徴、説明書まで酷似しており、おそらくOEM品です。
PWT ディレイラー直付けゲージ DAG46
ハンガーをよく曲げてしまう人は購入を検討してみても良いかもし
れませんね。
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