この記事は2015年2月22日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

【ロードバイク】TOPEAK フラッシュスタンド スリムの修理

メンテナンス

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(問題の台座部分。すでに片方の支柱はエポキシパテで仮ドメしています。)
Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro

フラッシュスタンド スリムの台座がいつの間にか壊れてた

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ロードバイクに乗りつつ魅力的な写真を撮りたい人にとってはそこそこ便利な携帯スタンド、「TOPEAK フラッシュスタンド スリム」この製品は普段はポケットなどに入れて携帯し、必要な場所でクランク部分に挿入することによって簡易的に自転車を直立駐輪させることができます。
自分はこいつをつかって、ロードバイクを立てかける場所が無いような所でも写真を撮ることができたのですが、先日、自分の知らない間にクランクの受け皿である台座部分の支柱2つが折れ、内一本を紛失。加えて落下防止のワッシャーも紛失していました。これではスタンドとして全く利用できません。
しかもお値段も結構高いので、気軽に買い換えることも出来ません。

TOPEAKに交換部品を購入できないかと連絡したが無視された

Topeakの公式HPには問い合わせ欄があったので、最初はそちらに部品が壊れた旨を伝え、当該部品のみの購入ができないかと問合わせのメールを送ったのですが、1週間以上今日まで連絡なし

じゃぁ自分で修理するしかないじゃない!!

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用意したもの

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  • セメダイン エポキシパテ プラ用
  • 4M プラスチックネジ 25mm
  • 4M ステンレスバネワッシャー

ホームセンターに壊れた部品類を持って行って、バラ売りのネジなどを実際に入れたりして経がピッタリのものを探しだしました。骨の折れる作業でした。

エポキシパテとは

主に粘土状で、エポキシ樹脂のプレポリマーと硬化剤をそれぞれ含む2剤を練り合わせて混合する事で重合して硬化する。用途に応じて物性や硬化時間が異なる各種製品が市販されている。

業務用の他、一般家庭においても欠損部や破損部分の修復、穴埋めなどに用いられ、その加工性から現在では模型製作に多く用いられ、模型専用のものも開発された。特に粘土状である事からフィギュアの造形に多用される。また特に木工用の物は硬化時間が数分と短く硬化後の切削性も良い事から造形用途に多用される。

-Wikipedia

補修作業

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用意した直径4mm、長さ25mmのプラスチックねじの頭をデザインナイフで切り落とします。
これを紛失してしまった支柱の代わりにします。

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ゴリ押しでやりました。

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次は折れてしまった支柱の部分を台座から完全に切り取ります。接着に邪魔なので。

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デザインナイフで切り落とした後、耐水ペーパーでざっと均して綺麗にしました。

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エポキシパテを使って、当該の箇所に先ほど切り落としたネジをくっつけます。
左右の長さが微妙に合いませんでしたが、使用上の不都合は無いのでこのまま肉付けしていきます。

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そうして肉付けしたのがこちら。しっかり肉付けしないとトルクが掛かっときに折れてしまう恐れがあったので、やや厚めにしました。1日程硬化するのを待ちます。
尚、フラッシュスタンドスリムは台座部分をボルトを利用して台座の高さ調整が最大10mmまで可能なのですが、この肉付けによって下方5mm程度クリアランスを失います。こればっかりは諦める他ありませんでした。

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エポキシパテは乾くと灰色になります。目立たないところなので特に何もしなくてもいいのですが、それではつまらないと言う事で、手元にあったプラモ用の黒色塗料を塗ってみました。

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はい、光沢塗料だったので、なんかヌメヌメしてる感じになって気持ち悪くなりました
つや消し黒塗料で塗れば綺麗に仕上がったと思います。

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4mmワッシャーは、台座の調整ボルトの経にピッタリで、そのままでは圧入できないので、ペンチなどを2つ用いて無理やり変形させ、クリアランスを持たせました。

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最後に、台座内部にワッシャーを入れ、ボルトを圧入して完了です。
ワッシャー圧入したことにより、逆さにしても台座が落下することは無くなりました。

補修したものがこちら

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本来台座を本体にピッタリくっつけることができるのですが、エポキシパテが邪魔をして出来ません。
参考→http://topeak.jp/stand/tol14700.html

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しかしスタンドとして実用する分にはまったく支障が無いです。
特に自分の場合、写真を取るときはできるだけロードを垂直に立たせるため、台座は10mmまで押し上げます。
エポキシパテによる下方5mmのクリアランスの損失は自分にとっては余り影響ないので良しとします。

まとめ

プラスチック部分ならエポキシパテさえアレばある程度修理可能

最初、ホームセンターでこの商品の修理をするにはどうすればいいか相談した所、「新しく買い直した方がいい」って言われてショックでした。それでも諦めずに考え、試行錯誤した結果、100%とは言えませんが実用レベルまで修復することに成功したので大変嬉しかったです。

新品で買えば3500円以上ですからね・・・。

修理にかかった費用

  • エポキシパテ   約600円
  • ワッシャー     約4円
  • プラスチックネジ 約100円

以上、計704円と安上がりに済みました。

エポキシパテに関しては全体の10分の1程度しか使用していないので、様々な樹脂パーツの補修に使えます。例えば先日傷ついたSTIレバーの樹脂部の補強などが可能なので、時間があれば挑戦してみたいと思います。

 

追記:2015/02/25

修理したフラッシュスタンドスリムを試験運用しましたが、使用感はバッチリでした。

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楓鈴
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夜眠れず朝起きられない呪いを背負うサイクリストです🎐。
自然豊かで人が少ない、静かな所を走るのが好きです。
ANCHOR RS8 に乗ってます。EMU所属

他者との闘争心は人一倍ありませんが、自分への挑戦ということで時々頑張るためにヒルクライベントにも参加しています。
・2023年 富士ヒル 79分(ブロンズ)
・2024年 ハルヒル 52分

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