Canon EOS 50D Canon EF-50mm F1.8 Ⅱ
タイヤパウダーより、ベビーパウダーという選択
ロードバイク関連アイテムの中では特にプライオリティの高いものではありませんが、あった方がいいのは趣味の世界の常。Panaracerのタイヤパウダーもその一つだと思います。
ただやっぱり高いんですよね。あんまり買う気にはならないです。
ということで、タイヤパウダーの代わりにベビーパウダーを買いました。
何故、ベビーパウダーなのか。小麦粉ではイカンのか?
それはタイヤパウダーの主成分とベビーパウダーの主成分が一緒だからです。
今回はこのベビーパウダーの有用性について書きます。
タイヤパウダーの利便性
売り上げランキング: 758
タイヤパウダーといえば、Panaracerのタイヤパウダーですね。
主な効果は以下2点
- タイヤとチューブの固着を防止する
- タイヤ及びチューブが嵌めやすくなる
ビードが固いと言われているタイヤは、このタイヤパウダーを使うことで嵌めやすくなるということです。
また、タイヤとチューブは長期の使用により固着してしまうことがありますが、これを防いでくれます。
タイヤパウダーもベビーパウダーも主成分は”タルク”である
“タルク”とは?
タルク(Talc)とは、滑石という鉱石を微粉砕した無機粉末で、白色及び灰色をした滑らかでしかも脂肪感に富んだ素材です。一般には石筆や玩具などで“蝋石”と呼ばれ親しまれてきたものです。タルクは専門的には化学名:含水珪酸マグネシウム[Mg3Si4O10(OH)2]で、SiO2約60%、MgO約30%と結晶水4.8%が主成分です。物理的な性質としては、真比重2.7~2.8、無機鉱物中、最も硬度が低く(モース硬度1)耐熱性に優れ、しかも化学的に安定した物質であることから、配合充填材(Filler)として多くの分野で幅広く使用されています。
―日本タルク株式会社
Panaracerのタイヤパウダーは”タルク”に幾らかの添加物があるだけ
Panaracerのタイヤパウダーには有用な添加物として”ミネラルオイル”と”酸化チタン”が配合されています。
それぞれの効果は以下のとおり。
- “ミネラルオイル”・・・タルクの比重を高め、粉末の飛び散りを防止する。
- “酸化チタン”・・・・・・空気圧が高まるとタイヤとチューブがずれにくくなるようにする。
これに加えて、Panaracerタイヤパウダーはタイヤにパウダーを塗布するために最適なスポンジが付属します。
[参考]サイクルベースあさひ Panaracerタイヤパウダー
ベビーパウダーはとにかく、安くオススメ
売り上げランキング: 4,580
自分が購入したのは上記の商品です。リンクからシェイカータイプと丸缶タイプが選択できます。
Panaracerタイヤパウダーは50g850円以上です。
一方こちらのベビーパウダーは140g200円程度です。
3倍近い分量で、価格は4分の1以下。圧倒的じゃないか。
成分表示によればタルクと香料しか含まない非常にシンプルな製品なのでおすすめです。
酸化チタンの効果が気になるが、コスパは圧倒的にベビーパウダーが勝つ。
タイヤパウダーの主な効能は上記の二点ですが、これは主成分タルクによるもの。
おなじタルクが主成分のベビーパウダーでも同じ効果が得られると考えられます。
よって、単純にタイヤパウダーの効果を安く手に入れたいのであれば、ベビーパウダーを買うのがオススメ。
酸化チタンを含まない分のエネルギーロスがあるのか?という疑問ですが、これに関しては精密な検証なしには何も語れません。
ベビーパウダーは多用途に使える
ベビーパウダーはご存知人間の赤ちゃんの素肌に使うものなので、タイヤパウダーとは異なり多用途に使えるというアドバンテージが有ります。
本来は皮膚に塗布することで、摩擦を軽減し、蒸れを防ぐので、軽度のあせも、かぶれ、ただれ、股ずれ、を防ぎ、カミソリ負け患部にも効果があります。
ロード乗りにとっては色んな利用が出来るでしょう。特に夏場活躍しそうです。
ベビーパウダーを買う上での注意
そもそも”タルク”を含まないベビーパウダーもある
一時期、タルクには有害なアスベストを含むものがあり、タルク製品に対する信頼性が暴落した時が有りました。その影響かは知りませんが、現在ではタルクを含まない植物性物質で構成されたベビーパウダーもあるそうです。
有機物由来であるのならタイヤパウダーとして使うのは不向きです。避けましょう。
余分な添加物が含まれている物は選ばないほうが懸命
市販されているベビーパウダーにも色んなモノがあり、商品ごとに成分が異なります。
例えば、「シッカロール」などは炭水化物である「コーンスターチ」を含むので、長期使用を考えた時、水分を吸って固着する原因になるかもしれません。他には酸化亜鉛、でんぷん、スクワラン、ホホバオイルなど、様々な添加物を含むものがあるので、そういったものは選ばないほうが得策です。
ベビーパウダーを購入する際は必ず成分表示を確認しましょう。
尚、自分が買ったジョンソン・アンド・ジョンソンのベビーパウダーの成分表記は「タルク」と「香料」のみです。
タイヤパウダー買おうかなぁなんて考えている方は、是非ご一考下さい。
⇒【ロードバイク】Panaracer タイヤレバーでチューブ交換
売り上げランキング: 4,580
コメント