この記事は2015年2月10日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

【ロードバイク】自転車ケミカルメーカー AZ(エーゼット)について

機材・装備・書籍

IMG_4375
Canon EOS 50D Canon EF-50mm F1.8 Ⅱ
(うちで揃えてるAZの製品。まだ欲しいものは幾つもある。)

低価格高パフォーマンスのAZケミカル

昨年の「サイクルモード2014」にてAZさんのブースで色々なお話を伺い、ファンになった自分。
今回は各製品のレビューをする前に「株式会社AZ(エーゼット)」さんについて紹介します。

AZは日本の企業です

ネットで買い物をするサイクリストの方々なら、AZの商品はamazonや楽天でで見かけたことがあると思います。しかし、他メーカーのケミカル製品と比べて頭ひとつ抜き出て価格の安いAZの商品に、躊躇している方々は結構多いはず。そういう自分も、サイクルモード2014で社員の方とお話するまでは失礼ながら「AZは中国のパチもんメーカー」と思い込んでいました
しかし実際は、大阪の鶴見に本社を持つ日本の企業です。ちなみに社員の方は自社のことを「ボイラー屋」と仰っていました。

何故、AZの製品はこんなにも安いのか?

サイクルモード2014でAZのブースに脚を運んだ自分は、社員さんとのお話の中で、失礼を承知で一番の疑問をぶつけてみました。

何故、AZさんの製品はここまで安くできるんですか?

これに対するAZさんの解答を要約すると・・・

  • うちが安いんじゃない、他が高すぎるんですよ
  • 『うちはボイラー屋で、メインの仕事が別である
  • 代理店等を通さないから、中間コストを削減できている
  • 『だからうちは自転車用品等に対して、良い物を適正な価格で販売しているんですよ』

なるほど、この解答が全て事実であるなら、AZの製品が安い理由が理解できます。

AZは自転車用ケミカルを安く販売できる理由がある。

自転車製品の多くが海外製で、複数の代理店を通してる実情を考えると本来の価格にさらに上乗せがあることを考えるのは容易です(所謂中間コスト。

また、”スポーツ自転車”という市場は、他の娯楽市場とくらべて(少なくとも日本では)まだまだ小さいですから、スポーツ自転車関連製品のみで収益を得るために価格は高く設定せざるを得ないと思います。

そういった事情を考慮すれば、AZさんが有利な立場にあり、安い価格で製品を提供できるというわけです。
ちなみに、その社員さんからは、低価格で商品を出したことで、業界から顰蹙を買ったとも仰っていました。

製品開発について

AZさんは自転車専門のケミカルメーカーではないです
それはつまるところ、自転車専門のプロフェッショナル集団ではないということで、私がお話した社員の方は、事業のために自前でロードバイクを購入し、自社の製品を使ってフィードバックしているとのことでした。
もちろん、現役選手等にも実際に製品を使ってもらい、フィードバックをもらいながら製品の開発を進めているそうです。

そして直営HP、amazon、楽天での販売を行い、実際に製品を使ったお客さんからのレビューを大いに参考にしていらっしゃるようでした。
つまり、顧客の生の声を直接吸い上げニーズに答えようという姿勢があるということです。
自分は個人的にこの点に非常に感動しました。真面目なレビューを行えば、それが今後の製品に影響を与える可能性があるというのは、魅力的なメーカーに感じられました。

まとめ

  • AZは日本の企業である
  • AZは自転車ケミカル製品を、適正な価格で販売している
  • AZが安く製品を提供できるのには、「中間コストの排除」というしっかりとした理由がある
  • 製品開発は、客からの生の声を吸い上げニーズに応えようとする姿勢がある
  • AZの製品は、Amazon等のネットストアや、個人経営の専門店に置いてある
  • 「安かろう、悪かろう」の風潮がある自転車ケミカル界の常識をひっくり返す力がある企業

以上が自分が昨年の「サイクルモード2014」のAZブースにて社員の方から伺った話と、そこから私がこの企業に下した評価の内容であります。若輩者の身分で上から目線、大変申し訳ありません。

ただ、新興メーカーが高価格でケミカルを売り出している中で、このような形で自転車ケミカル事業に取り組んでおられるAZさんには、今後も是非頑張っていただきたいと個人的に応援させていただきます。。

当ブログのAZ製品レビュー記事

【ロードバイク】AZ Blc-004 ロードバイクSP レビュー
【ロードバイク】AZ クイックゾル Blcc-005 徹底レビュー

株式会社AZさんの直営HP→https://www.az-oil.jp

楓鈴
この記事を書いた人

夜眠れず朝起きられない呪いを背負うサイクリストです🎐。
自然豊かで人が少ない、静かな所を走るのが好きです。
ANCHOR RS8 に乗ってます。EMU所属

他者との闘争心は人一倍ありませんが、自分への挑戦ということで時々頑張るためにヒルクライベントにも参加しています。
・2023年 富士ヒル 79分(ブロンズ)
・2024年 ハルヒル 52分

楓鈴をフォローする
機材・装備・書籍
楓鈴をフォローする
colorlesswind

コメント

タイトルとURLをコピーしました