Canon EOS 50D Canon EF-50mm F1.8 Ⅱ
TOKEN チェーンドロップキャッチャー TK375
無理な変速やシフトワイヤー調整の不備によって発生することのある”チェーン脱落”。
“チェーン落ち”とも呼びますね。
走行中に『ガッチャン!!』と音を立てたと思ったら急にペダルが空転する。
驚いてBB部分を見ると、チェーンで傷だらけになったフレームが・・・。
そんな経験をしたことのあるロード乗りは多いはず。
自分もRS8ではやってないですが、前ロードのCAAD8では二回ほど経験あります。
『自転車絶対傷つけたくないマン』である自分にとってはそんな事が起きたら吐血もの。
そこで近年流行りつつあるフレーム保護アイテム、チェーンキャッチャーを購入しました。
チェーン脱落を防止し、フレームを保護する優れたアイテムです。
今回は購入したTOKEN TK375 チェーンドロップキャッチャーについて紹介します。
チェーンキャッチャーとは
チェーンの脱落防止により、フレームを守る。チェーンフォールプロテクターとも
チェーンキャッチャーはフロントディレイラーの固定ボルト部分に装着します。
本体がチェーンリングの側面をホールドし、チェーンの脱落、チェーン落ちを防止します。
仕組み至ってシンプルです。
脱落しそうになったチェーンを受け止め、それをチェーンリングに押し戻します。それだけ。
しかし、これによって得られるメリットは結構大きいのです。
チェーンの脱落防止によるメリット
- BB部分のフレームを傷から守る
- タイムロスが発生しない
- チェーンの損傷防止
- 事故防止
フレーム保護だけでなく、チェーン脱落による大きなタイムロスを防ぎます。
これはレース面でも大きなメリットと言えますね。
そして事故防止。
これはチェーン脱落時、ペダルが空転することでバランスを崩してしまうことを回避するということです。経験したことがある人はわかると思いますが、チェーンが脱落は前兆無く急に発生します。その際に起こるペダルの空転はかなり冷やっとするのです。
ダンシング時では大きくバランスを崩しかねません。
走行時のシチュエーションによっては大事故に繋がってもおかしくはない現象なのです。
一般名称が定まっておらず、メーカーにより呼び方はバラついている
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このパーツ、登場したのは近年のようで、メーカーによって全く名称が異なります。
自分が確認しただけでも名称はこれだけバラつきます。
- チェーンフォールプロテクター
- チェーンキャッチャー
- チェーンドロップキャッチャー ←TOKEN TK375はこの名称
- チェーンウォッチャー
- チェーンウォッチ
- アンチチェーンドロップ
- ボディガード
このように実にバラバラでありますが、ロード乗りの間では
『チェーキャッチャー』
『チェーンフォールプロテクター』
という名称が主流になりつつあるようです。
K-EdgeやKCNCの製品がチェーンキャッチャーと呼称しているのが大きいようです。
外観と重量、付属品
外観
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アルミ製。鮮やかなレッドカラー。肉抜き加工も施されている。
非常に軽く、洗練されたデザインで、野暮ったさを感じません。
シンプルでカッコイイですね。アルミボルトも本体と同色なのも大変嬉しいです。
重量
わずか6g。軽い。
取り付けするの本体、固定ボルト、ワッシャーです。重量を測ってみるとわずか6g。
取り付けにあたっては既存のFディレイラー固定ボルトと交換するわけですが、RS8に標準装備の固定ボルトは3gでした。つまり、実質的な重量増はわずか3gです。くっそ軽いな。
付属品
パッケージされている商品はトップ画像参照の以下8点
- 本体
- アルミ製固定ボルト
- ワッシャー
- 25mm固定ボルト
- 5mmスペーサー
- Fディレイラー固定ボルト台座(軽量アルミ製)
- TOKENステッカー
- 説明書
25mmボルトと5mmスペーサーは必要な場合使って下さいとのこと。
Fディレイラー固定ボルト台座(軽量アルミ製)は標準装備品と交換すれば更なる軽量化が可能です。今回は特に必要ないだろうということで使用を見送りました。
説明書は英文の一枚物。英語がわからなくても図で分かりますね。
主文の最後の方には
『このパーツを取り付けるにあたっては知識豊富なプロにお任せすることを推奨します』とあります。
ここの意図をしっかり読み取って検討するべきだったわ・・・。
取り付けは難易度高し
ボルトとワッシャー等のグリスアップを忘れずに
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パーツ取り付けにはお約束のグリスアップは忘れずに。
ワッシャー部分やネジ部分にデュラグリスを塗ってやります。
画像のようにワッシャーと本体、ボルトを予め組み合わせておくと取り付け作業が楽になります。
フロントディレイラーの取り付けとシフトワイヤーの張り直しが必要
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取り付け手順
- Fディレイラー固定ボルトを取り外す
- ワッシャー、本体、固定ボルトの順で取り付け、仮止め
- Fディレイラーの位置決定、キャッチャーの固定
- シフトワイヤーの張り直し
- Fディレイラーの調整
- SIS調整
手順は以上の通り。
チェーンキャッチャーはチェーンリングと接触しないギリギリのラインで固定します。
取り付けにあたってはFディレイラー固定ボルトを外さなければなりません。
これによりワイヤーが緩み、Fディレイラーの位置もズレてしまいます。よって取り付けにはFディレイラー取り付け知識とワイヤーの張り直しの知識が必要になります。
自分はこの知識が無いまま固定ボルトを緩め、手遅れになった時点で気づきました。
ネットで知識収集し、ツイッターでフォロワーさんのアドバイスを受けながら試行錯誤を繰り返し、四苦八苦しながらFディレイラーの取り付けを行いました。
まさかこんな形でFディレイラー取り付けとワイヤー張りの知識を得ることになろうとは・・・。
自信が無いならショップで取り付けをお願いする方が懸命
Fディレイラーの取り付けやワイヤーの張り直しは初心者の方等にとっては比較的敷居の高い作業です。
知識や経験が浅く、自信や時間が無いならショップに頼んだほうが懸命です。
ただ工数が多いので工賃は高くなるかもしれません。
お金はないが時間は腐るほどあるぞという方は、これを期に自分のように新たなスキル取得に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
取り付けるとこんな感じ
(このあと再度リアディレイラーの取り付けをやり直しました。)
Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
フルブラックカラーのRS8に鮮やかなレッドカラーが映える
自分のANCHOR RS8はレーシングブラックカラーの真っ黒フレームです。
なのでチェーンキャッチャーの鮮やかなレッドがワンポイントアクセントになって凄くカッコイイ。
存在感もあり、ちょっと玄人っぽく見えませんか?
肉抜きされ洗練されたデザインなので、どんなロードバイクにも合うと思います。
フレーム保護にカッコ良さアップと至れり尽くせりですね。
注意
自身のバイクに対応するか確認を
チェーンキャッチャーの多くは基本直付Fディレイラーのみ対応です。
またチェーンリングがノーマルかコンパクトか、トリプルかダブルかによっても品番が異なる製品もあります。ご購入の際には自分のロードバイクコンポのスペックを確認し、それに対応した製品をお求めくださいね。
追記(2015/09/05):壊れました。
⇒【ロードバイク】「TOKEN TK375」チェーンキャッチャーが壊れた
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