この記事は2015年2月23日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

【ロードバイク】TOPEAK X-Tool[Xツール] 徹底レビュー 

メンテナンス

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Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro

使い勝手が良くてリーズナブルな携帯工具

携帯工具の選択って、難しい。
重さ、体積、使いやすさ、機能、そして値段。

どれを重視すればいいのかは自身のロードバイク利用スタイルやその時の嗜好で最適解が変わります。
それゆえに迷うアイテムです。ロングライド用の超多機能ツールからレース用の最低限ツールなど、各社から幅広くラインナップがありますが、携帯工具に予算をあまり割けない方や、特に初心者の方は、何を最初に選べばよいか・・・。

自分が勧めるのはこの「TOPEAK X-Tool[Xツール]」です。

X-Toolスペック

  • エンジニアリング プラスチック ボディ / 強化スチール ツール
  • 六角レンチ : 2、3、4、5、6、8mm
  • 別体2.5 / 4mm 六角レンチ
  • “Torx” レンチ : T25
  • (+) ドライバー
  • L97 x W28 x H18mm
  • 115g

-TOPEAK公式HP

価格

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Amazonでの価格は2015年2月23日現在1850円(税+送料込)。
非常にリーズナブルな価格だと思います。

重量

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公称115g。自分のは実測値116gでした。
同社軽量モデルは73g。42gの差があります。

外観

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大きさの参考にリップクリームの容器を置いてみました。男性の手のひらに収まるサイズです。

縦長タイプの携帯工具なのが特徴です。実際使ってみると縦長タイプは使い勝手が良いです。

横長タイプの携帯工具は回しにくく、ネジを緩めたり締めたりする際の作業性に差が出ます。

5mmアーレンキー→8mmアーレンキー変換機構

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重量増を抑えつつ機能性を持たせるため5mmのアーレンキー部分に8mmアーレンキー変換できるような仕組みが使われています。
いずれのアーレンキーもさすがTOPEAK、精度高いです。

別体2.5mm/4mmアーレンキー内蔵

本体には左右それぞれ4つのツールがあり、別体として2.5mm/4mmのアーレンキーが内蔵し全部で10機能の携帯工具です。
この重量と価格で10機能は優秀だと思います。

機能

全10機能でほぼすべてのボルト調整が可能

2、2.5、3、4、5、6、8mm、別体4mm、T25,(+)ドライバーの全10機能で、出先でも殆どのパーツのボルト調整が可能です。
調節が可能な箇所を調べるより、調節ができない箇所を探したほうが早いです(笑)

具体的には以下7点以上

  • ペダル
  • ブレーキ周り
  • ヘッドパーツ
  • ステム
  • シートクランプ
  • サドル周り
  • F/Rディレイラー周り

異音が起こりやすいポイントや、輪行時取り外す部品などほぼすべてのボルトに対応します。チェーン切り機能はありませんが、これは普段の点検等をしていれば特段必要はありません。

本体が長細いので、操作性、収納性に優れる

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本体が長細く、握りやすいので取り回しが非常によく、画像のように通常のアーレンキーのように使用し、トルクを調整することも出来ますし、ドライバーのように握って作業することもできます。

くるくる回したいときは棒状に、トルクを掛けたいときはくの字型にして回す使い方がおすすめです。

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これは自分が使っているツールケースの画像ですが、X-Toolはタイヤレバーの下にすっぽりと収まっています。細長ボディでツールボトルに収納しやすいです。

携帯工具はX-toolのような”縦に長いタイプ”と”横に長いタイプ”がありますが、重量以上に重要なファクターである操作性や収納性を考えると、絶対に”縦に長いタイプ”がおすすめです。

横長タイプというのは下記のようなもの。多機能型に多い形状だと思います。厚みを抑えられる利点があるのですが、レンチ部分が短いのでうまく回せないというのが、使ってて一番不便に感じたところです。

別体アーレンキーで本体固定ボルトの調節が可能

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なんで本体4mmアーレンキーとは別に別体4mmアーレンキーが付くの?と疑問に思った方、鋭いですねぇ
この4mmアーレンキーは本体の工具固定ボルトの調節に使用できるのです。

携帯工具は、本体が各種工具を両側から締め付けてバラけないよう固定しているのですが、自転車に装備していると、乗車時の振動により車体の各ネジ同様、工具を固定しているボルトがほんの少しずつに緩んできます。

なので出先でトラブルになり、「さぁ携帯工具の出番や!」となっても、工具がガバガバになって恐れがあり、作業できなくなります。この別体4mmアーレンキーこうしたトラブルにも配慮されたんですかね(多分)

まとめ

まずは高い汎用性と機能を併せ持ったこの一本から

X-toolは重すぎず、多機能、収納性と操作性も素晴らしいイイトコばかりの携帯工具です。
そして価格もリーズナブル。これを選ばない理由が自分には思いつかないです。
ロングライドはもちろん、レースまで対応できます。

もしヒルクライムレース等でメカトラブルを想定せず、1gでも軽くしたいのであれば上記のTOPEAK ミニ 6 L等を。
複数日に渡る超ロングライドやブルベ等、ありとあらゆるトラブルに対応したいのであればTOPEAK エイリアン 2等を追加で購入すればよいかと思います。

最適な携帯工具の選択に貢献できれば幸いです。

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楓鈴
この記事を書いた人

夜眠れず朝起きられない呪いを背負うサイクリストです🎐。
自然豊かで人が少ない、静かな所を走るのが好きです。
ANCHOR RS8 に乗ってます。EMU所属

他者との闘争心は人一倍ありませんが、自分への挑戦ということで時々頑張るためにヒルクライベントにも参加しています。
・2023年 富士ヒル 79分(ブロンズ)
・2024年 ハルヒル 52分

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