Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
AZ Blcc-005 クイックゾル チェーンディグリーザー
チェーンクリーナーに使用しているチェーンディグリーザー。皆さんは何使ってますか?
チェーンディグリーザーは、頻繁にチェーン洗浄と注油を繰り返す人ほどロードバイクのランニングコストを占める物の一つとして地味に比重が高いと言えます。
今回は、現在自分がパークツールCM-5.2 チェーンクリーナーに運用しているチェーンディグリーザー、AZ Blcc-005 クイックゾルについて徹底レビューします。
良い点と悪い点それぞれご紹介してきます。
まず「AZ」って何?って方はこちらから↓
⇒【ロードバイク】自転車ケミカルメーカー AZ(エーゼット)について
⇒【ロードバイク】PARKTOOL CM-5.2 チェーンクリーナーの使い方
概要
AZ Blcc-005 クイックゾル
水洗い不用の自転車用チェーンクリーナー。防錆剤配合。
潤滑剤分が入っていないタイプで、油分を強力に除去するため、お好みの潤滑剤の走り心地をお楽しみいただけます。作業しやすい速乾・低臭タイプです。溶剤の力でチェーンに付着した頑固な油汚れを強
力に落とします。 防錆剤配合により洗浄後のサビの発生を防ぎます。
速乾性に大変優れているため、洗浄後にふき取る必要がなく、水洗いも不要で手軽にご使用いただけます。別売のAZチェーン洗浄器や溶剤対応トリガー式スプレー容器などに液を注ぎいれてご使用いただけます。
―AZ公式HPより抜粋
AZが展開しているディグリーザーには「ゾルブ」シリーズと「ゾル」シリーズがあります。
両者の違いは「潤滑剤を含んでいるか否か」です
「ゾルブ」シリーズには潤滑剤が含まれているため、好みのチェーンオイルを挿すロード乗りには不向きでした。「ゾル」シリーズはそうしたロード乗りからのフィードバックを元に開発された後発製品群です。
特にAZ クイックゾル blcc-005はゾルシリーズの中で最も安価です。
価格
2015/04/13現在、AZ クイックゾルのアマゾンでの価格は、1L ¥1045円(税+送料込み)。
10mlあたり10.45円と非常にランニングコストが安いです。
そのためケチケチすること無くたっぷり使用できる所が良い点の一つです。
また、同社下記製品よりもコストが安いです。
洗浄後のすすぎが必要ないという点もあります。
容器・外観
スチール缶製でしっかりしいている
容器はスチール缶製で頑丈です。
デザインはダサい
これは主観的意見ですが、パッケージデザインはあんまりかっこよくないです。ダサい。
英語、カタカナ、ひらがな、漢字の併用が見事な統一感の無さを演出しています。
デザインにコストかけられないならBlc-004みたいにもっとシンプルにした方が・・・
⇒【ロードバイク】AZ Blc-004 ロードレースSP 徹底レビュー
使い勝手
Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
専用オイラーが付属
プラスチック製のオイラーが付属します。実はこれが便利。
本体が1L容器なので、手に持ってチェーンクリーナーに注ぐのは本来中々出来たことではありません。
しかしこのオイラーを使うと、ほんの少し容器を傾けただけで少量注水が容易になります。
オイラーの角度を自由に調整できる点もGOOD。
お陰で小さい容器に移して使用する羽目にならず済んでいます。
性能
洗浄力は十分ある
↑Blc-004ロードレースSPで250km走行したチェーン&スプロケット
↑AZ Blcc-005 クイックゾルを充填したチェーンクリーナーとウエスの拭き取り作業後
↑汚れをごっそり落とした洗浄液
結論から述べると洗浄力は充分高いです。
- チェーンクーリナーにクイックゾルを充填し、1回目の洗浄
- ウエスによる拭き取り
- 再びクイックゾルを充填したチェーンクリーナーで2回目の洗浄
- ウエスによる拭き取り
以上の作業で上記写真の通り綺麗になりました。
今回はクイックゾルの性能を確かめるために上記の方法で洗浄しましたが、普段は下記リンク先の方法で洗浄を行っています。
⇒【ロードバイク】PARKTOOL CM-5.2 チェーンクリーナーの使い方
防塵剤配合でサビを防ぐ
AZのゾルシリーズには防塵剤が標準配合されているため、洗浄後、すすぎ等は必要ありません。
チェーンオイルとの併用で高い防塵効果が期待できます。
サビを防ぐ事はチェーンの寿命を延ばすことであり、ランニングコストの更なる抑制に繋がります。
低臭性
低臭性で臭いは神経質にならなければ、って感じで臭いものは臭いです。
ディグリーザーに共通する独特の揮発臭が苦手な人にはオススメです。
「クイック」なだけあって”揮発力の高さ”が良い点であり悪い点
↑揮発性が非常に高いため、飛沫が飛び散りにくく、飛び散ったり垂れた溶液も一瞬で揮発する。
Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
チェーンクリーナーで洗浄中の写真です。
真っ黒に汚れた溶液が新聞紙に垂れていますが、既に乾燥しているのが分かります。
揮発性は非常に高いです。
そのため、飛び散りが少なく、一瞬で揮発するのが良い点であります。
↑「FULL」のラインまで洗浄液を注入した状態。
一方で、上記画像のように洗浄液を充填した状態からチェーンをぐるぐる回していくと、他のディグリーザーと比べ、すぐに洗浄液が無くなっていきます。
揮発性の高さが災いして、ディグリーザーの減りが非常に速いのが難点です。
まとめ
コストパフォーマンスに優れる優秀なディグリーザー
Blcc-005 クイックゾルはAZのゾルシリーズの中で最も安値で購入できます。
そしてそのコストの低さからケチケチせずに使用できる上、充分な洗浄力を持つため、チェーンを定期的に綺麗にすることが好きな人にはうってつけの製品と考えています。
チェーンクリーナーのディグリーザーとしては現行製品群の中で最もランニングコストを抑制できるでしょう。
揮発性が低く、より洗浄力の高い方がいいと感じたらパワーゾル Blcc-006
を選択してもいいかもしれません。自分はこちらも試してみたいので、クイックゾルを使い切ったら買ってみようと思います。
↓こちらをクリックすると、そのことが筆者に伝わります↓
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