
Fulcrum Racing 7 2014のハブグリスアップに挑戦
ANCHOR RS8 EPSE 購入時に付属してきたフルクラムレーシング7(2014年モデル)。
完成車に付属するホイールとしては中々高水準で気に入っています。
ただこのフルクラムレーシング7、爆音ホイールとしても有名です。
何が爆音なのかというと、ラチェット音です。ホイールが空転するときに発する「シャーッ」という音ですね。
youtubeで良いサンプルがあったので貼っときます↓。
ANCHOR RS8 EPSEを納車してやく半年。走行距離1700km以上。
自分のレーシング7ホイールもこのような爆音状態に近い状態になってきました。
そんなわけで、自力でフルクラム レーシング7(2014年モデル)の分解・グリスアップに挑戦です。
今回はその全容を3編に分割してまとめていきます。
ハブの分解には本家HPのテクニカルガイドを参照
そもそもハブの分解は素人でも出来るのかという疑問がありましたが、本家のFulcrumのHP上に各製品のテクニカルガイドが公開されています。
今回はその中から2014年度版の「Fulcrum Racing7」展開図を参照しました(上記画像)。
これを見ればどのように分解していけばよいか概ね掴むことが出来ます。
パーツの分解から組み立ての手順もこれを見れば出来ますね。
【外部】⇒Fulcrum公式HP
必要な工具・ケミカル

工具類
- 5mm ヘックスレンチ*1
- 17mm スパナ*1
- AZ チッコイグリースガン
- PWT フリーホイルリムーバー/フリーホイルチューナーセット FWRSET
⇒【ロードバイク】「AZ チッコイグリースガン」 徹底レビュー
⇒【ロードバイク】PWT フリーホイールリムーバー/フリーホイールチューナーセット を購入
ケミカル
- AZ パーツクリーナー
- AZ ウレアグリス
スプロケット外し工具一式が有ればあとは普通の工具で難なく出来ます。
尚今回のハブグリスアップでは、デュラグリスではなくAZのウレアグリスをグリスガンに詰めて使用しました。
詳しい説明は省きますが、ウレアグリスはデュラエースグリスよりも耐水性及び機械性に極めて強いグリスです。ハブのグリス選びには諸説あり荒れがちですが、今回はウレアグリスを採用しました。
⇒【ロードバイク】自転車ケミカルメーカー AZ(エーゼット)について
作業工程(スプロケット外しまで)
1.スプロケット外し工具を用いて、ロックリングを外す
後輪を外し、クイックリリースも取り払います。PWTのスプロケット外し工具の出番です。
今回はSHIMANO 105 CS-5800(11-25T)スプロケットを取り外します。「PWT フリーホイルリムーバー/フリーホイルチューナーセット FWRSET」は11速対応なので、HGスプロケットにもバッチリ対応しました。
⇒【ロードバイク】PWT フリーホイールリムーバー/フリーホイールチューナーセット を購入
スプロケット外しをこのようにセットしてロックリングを外します。写真を撮るために横に寝かせていますが、本来は立てて体重を思いっきりかけてロックリングを外さなくてはなりません。
ロックリングには40n/mと非常に強い力で固定されているので、体重をかけ、壊れるんじゃないかと思うくらい力が必要です。
あるポイントで急に「ゴリッ」とロックが外れますので心の準備もしっかりしておいて下さい。
無事、ロックリン
グを外すことが出来ました。
2.スプロケットを外して、整理しておく
CS-5800を展開してみました。このようにスプロケットを外して、自分で分かるように並べておきます。
取り外したスプロケットはこの際ですので、丸洗いするのもいいと思います。
もし組み合わせが分からなくなったらSHIMANOの公式HPにあるディラーズマニュアルを参照しましょう。
⇒【外部】SHIMANO公式HP
フリーボディーが露出しました
スプロケットを外すとレーシング7のフリーボディーが露出します。
フリーボディには砂等の粒子がこびりついていますね。これらは綺麗に拭き取りましょう。
写真中央部の青い輪っかはフリーボディのベアリングシールです。汚れはパーツクリーナーで吹き飛ばしたいところですが、万一ベアリングに封入されているグリスにまで浸透してしまったらいけないので、綿棒や爪楊枝を使うと良いです。ぼくはパーツクリーナー使いましたけど(笑)。
フリーボディー側面の汚れは遠慮なくパーツクリーナーで吹き飛ばして結構です。
ハブ分解編へ続く
次はフリーボディやシャフトの取り外し、及びハブの分解です。
⇒【ロードバイク】フルクラム レーシング7のハブグリスアップ ハブ分解編
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