Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
※当記事内では公式な使用許可を得てCATEYE公式HP内の一部画像を転載しています。
後悔しないおすすめのフロントライトならこれ一択
フロントライトといえば、多くのロード乗りが失敗を繰り返すパーツ。
完成車購入時に安物を買い、後悔し・・・
ネット上で評判の良い安物を購入し、後悔し・・・
結果、中途半端な性能のライトを何本も所持する、ライトマニアになってしまった人が沢山います。
「CATEYE VOLT300 (HL-EL460RC)」は自分も愛用しているかなりオススメのフロントライトです。
明るさ、使い勝手、デザイン、コストパフォーマンス、どれをとっても秀逸。
今回はどこよりも詳しく”CATEYE VOLT300 HL-EL460RC”を紹介します。
フロントライト選びに困ってる方、是非参考にして下さい。
⇒【ロードバイク】CATEYEの中の人が当ブログを訪問してくれました
デザイン
野暮ったさを全く感じない洗練されたデザイン
VOLT300が登場するまで主流だった同社製品HL-EL540RCと比較してかなりコンパクト化。
流線的で安っぽさを感じさせないスタイリッシュなデザインだと思います。
近年主流になっているロードバイクの殆どに似合います。
重量
Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
ブラケット込みで実測133g。重量の殆どをリチウムバッテリーが占めています。
HL-EL540RCは本体のみで227gです。
明るさ
夜道をしっかり照らせる300ルーメン
完成車に付属するものや、2000円以下で買えるようなライトは、法律上のラインはクリアします。
しかし、それあくまでも歩行者や乗用車から自身の存在を認識させる最低限の明るさであります。
安価なライトは道を照らすためのライトでは無いということを認識して下さい。
VOLT300は画像のように道を照らすことの出来るライトです。
高速巡航するロードバイクにとって、できるだけ遠い距離までしっかりと照らすことが出来る明るさが必要になります。路面の歪みや穴、滑りやすいグレーチングなど、できるだけ早く認識し回避する必要があるからです。
300ルーメンは夜間ロードバイクで巡航するのに必要な明るさを確保していると言えます。
具体的な速度としては、個人的な見解ですが以下のようにまとめました。
- 0~30km/h 非常に安全に走行できる
- 31~35km/h 視力が良く、夜目が効く人は走行できる
- 36~Xkm/h 非推奨速度。上位機種の選択を推奨。走行するにはちょっと怖い。
2015/12/01追記:配光上、カーブに弱い
VOLT300を長く使ってきて分かってきたことがあります。
それは前方を照らすことは得意であるが、サイドを照らす力が不足していることでした。
上記配光画像から分かる通り、道前方はしっかりと照らすことが出来ますが、サイドが暗いことがよく解りますね。したがって、カーブや曲がり角に差し掛かり右左折する際、光量が不足し路面が把握しづらいです。
夜練などの際でハイスピードを出しながら右左折を頻繁に行うサイクリストにはやや力不足を感じるはずです。VOLT300の数少ないウィークポイントと言えるでしょう。
後述のマイナーアップデート「VOLT400」ではサイドの配光にも気を配っており、より走りやすくなっているようです。
サイドからの視認性も確保
レンズ部をご覧になれば分かるとおりサイドから光が行く分か拡散するように工夫されており、サイドからの視認性も確保しています。道を照らすだけでなく、サイドへの存在を示すことにより、安全性を高めています
発光パターン
全5種類
- 点灯ハイ
- 点灯ノーマル
- 点灯ロー
- ハイパーコンスタント
- 点滅
ハイパーコンスタントとは
ローとハイを交互に切り替える点灯と点滅の特性を融合したモード。
使えるシチュエーションが結構ありとても便利。
発光パターン別使い分け
点灯(ハイ)
真夜中、暗い雨天時、
点灯(ノーマル)
日没直後、明るい都市部公道、トンネル
点灯(ロー)
夕方、霧
ハイパーコンスタント
夕方、日没直後、霧、明るい雨天時、トンネル、日中のヒルクライム及びダウンヒル
点滅
日中、霧、雨天時、補助灯、明るいトンネル、日中のヒルクライム及びダウンヒル
バッテリー
USB給電のリチウムバッテリー

0.5Aまたは1.0A出力に対応します。
本体とUSBケーブルでバッテリーの充電が可能なので、携帯物が減ります。
急速充電の必要があれば1.0Aを。
バッテリーの寿命を重視する場合は負荷の少ない0.5Aを選択しましょう。
ちなみに画像からはPCから給電してますが、一般的なモバイルブースターで充電可能です。
バッテリーインジケーター・充電インジケーター
スイッチ部分がバッテリーインジケーター・充電インジケーターとしての機能を持ちます。
充電中またはバッテリー残量が不足すると赤色に発光するため便利です。
本体or急速充電クレードルで充電可能
本体でも充電可能ですが、別売りの急速充電クレードルでも充電可能です。
このクレードルは重量も軽く気軽に携帯可能です。
バッテリー二本とクレードルを携帯し、一本を充電しながらもう一本を使用するサイクルを繰り返せばツーリングにも十分活用できるといえるでしょう。
カードリッジ式でバッテリー交換は楽
バッテリーは単純なねじ込み式です。
乾電池式との優位性は+-を確認しながら一本一本詰め込む手間が省けるということですね。
道中でのバッテリー交換は非常に楽といえるでしょう。
また安い乾電池に起こりうる、「液漏れ」による故障のリスク。
これだけを考えても、バッテリーはリチウムが勝ちますね。
尚、バッテリーキャップがあるのでバッテリー単体の携行も可能です。
OptiCubeTMによる丸型配光で上下取り付けを選ばない
おすすめは下側取り付け
従来のライトは照射方向が決まっていたため、下向きに取り付けると肝心の路面に照射がまとまらないという問題がありましたが、VOLT300は丸型配光なので下向きに取り付けても性能を損ないません。
個人的には下向きに取り付けるのがオススメです。
上側に取り付けるよりも、更にスタイリッシュさが増し、かつハンドル周りがスッキリします。。
(スイッチ)バッテリーインジケーターも下向きになってしまう点に注意
ただし、スイッチが下向きになりバッテリーインジケーターが走行中目視できなります。
バッテリー残量には注意が必要です。
他、着目すべき機能
上位機種「VOLT700」のバッテリーが使用可能
カートリッジバッテリーBA-3.4
上位機種『VOLT700』で使用されるバッテリー「BA-3.1」が使用できます。
バッテリー容量がVOLT300の標準バッテリーの1.4倍、3100mAhです。
より長時間の使用を想定した場合はこちらを起用しても良いですね。
もちろん防水
全天候対応です。
但し雨滴防水程度の防水性なので水没はさせないで下さい。
モードメモリー機能
5種類の発光パターンの内、消灯時に選択していた発光パターンを記憶します。
いちいちモード選択をする必要が無いため手間を感じることなく便利です。
汎用性の高いCATEYE共通ブラケット
CATEYEのフロントライトは基本的にブラケットが共通です。
そのため同社製のライトを複数持っていた場合切り替えが容易になります。
また、ライト本体はワンタッチで取り外すことが出来る構造です。
ちょっと寄り道をする際、高価なライトをすぐに取り外し持ち歩くことが出来るという利点があります。
ブラケット単体の性能も非常に良いです。
振動吸収力、あらゆるハンドル経への対応、左右の角度調整構造と、至れり尽くせりです。
同社製超小型ベル「OH-2400」を一つのブラケットにまとめて取り付け可
Canon EOS 50D SIGMA AF 17-70mm f/2.8-4 DC HSM OS macro
同社の超小型ベル「OH-2400」をVOLT300を取り付けた共通ブラケットのベルトに取付可能です。
取り付けるパーツが減り、よりスタイリッシュにハンドル周りが整います。
ごちゃごちゃしているハンドル周りはカッコ良さで劣ります。
オプションパーツによりヘルメットやセンターフォークに取り付け可
汎用性だけでなく、機能拡張性もCATEYEライトの強み。
ヘルメット取り付けブラケットを使用してVOLT300をヘルメット装備することも可能です。
惜しいポイント
充電しながらの点灯は不可
本体でUSB充電が可能なので、「モバイルブースターで充電しながら点灯できれば最強じゃん」と思っていたのですが、当該製品ではできません。
知っての通り、電気製品の充電しながらの使用は技術的に不可能ではありません。
おそらく防水性や、バッテリーへの負荷等の理由から敢えて行わなかったのかなぁと思っています。
但し予備バッテリーと充電クレードル、モバイルブースターを携帯すれば片方をライトに使用し、もう片方はクレードルで充電しながらの運用が可能です。かなり考えられています。
基本スペックまとめ
サイズ: 111.5 x 31.0 x 38.0 mm 重量: 120g (カートリッジバッテリーを含む) 光源: 高輝度白色LED 1灯 使用電池 Li-ion 3.6V 2200mAh 使用時間
点灯(ハイ): 約3時間 点灯(ノーマル): 約8時間 点灯(ロー): 約18時間 ハイパーコンスタント: 約11時間 点滅: 約60時間 標準充電時間: 約6時間 (USB2.0) 繰返し充放電回数: 標準300回 (定格容量の70%の容量低下まで) ―CATEYE公式HPより
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