AQUOS SHL23
秋秩父長瀞と苦しみのヒルクライムも楽しむ!
前回の続き
⇒【ロードバイク】山越え!秩父長瀞秋のロングライド! 150km 前編
⇒【ロードバイク】山越え!秩父長瀞秋のロングライド! 150km 中編
日にちが空いてしまいましたが、秋のロングライド後編まとめていきます。
秩父市道の駅「ちちぶ」から蓑山(美の山)を攻略し、長瀞岩畳を経由して荒川をグルッと回り、
最後は彩の国ふれあい牧場(峠)を超えて帰還します。
獲得標高は2821mになりました。
彩の国ふれあい牧場峠はめちゃくちゃきつかったゾ。
実走行ルート(全体図)
ルート概要
スタート~物見山~ときがわ町(起点)~白石峠~高篠峠~県民の森~秩父市街
~蓑山(美の山)~長瀞岩畳~埼玉ふれあい牧場(峠)~ときがわ町(終点)~ゴール(スタート)地点
4つの本格ヒルクライムポイントを織り込んだ山越えロングライドルートです。
久しぶりに組んだロングライド計画としてはかなり無茶したよなって、走ってから気付きました(笑)。
ルートラボファイル
起点「ときがわ町川の広場」~同ポイントまで戻ってくるルート計画でしたが、実際に走行したルートは少々異なるところがあります。
高度グラフで表示されている3つの大きな山は手前から順に白石峠~丸山、蓑山、彩の国ふれあい牧場峠です。勾配的に最も彩の国ふれあい牧場峠がキツイです。
目的・条件・装備
【目的】
- 秋の気配漂う秩父長瀞を楽しむ
- 新しく購入したパールイズミのウィンドブレイカー運用試験
- ヒルクライム4箇所を織り込んだロングライド走破
【条件】
- ヒルクライム中は脚着き厳禁=脚を着いたら敗北。
【装備】
- PEARLIZUMI ストレッチウィンドシェル
- FOOTMAX アームカバー
- 行動食
- 自作クエン酸カプセル3000mg分
- 対腸脛靭帯炎用「ジクロフェナクナトリウム」軟膏
走行レポート 後編
道の駅ちちぶ~蓑山(美の山)ヒルクライム

美味しい「みそぽてと」を道の駅ちちぶにて美味しく頂き一息ついた後、出発です。
彩甲斐街道(県道140号線)をしばらく沿って当初予定していたルートに復帰しました。
そしてここからが本日3回目登り、蓑山(美の山)ヒルクライムです。
物見山や白石峠といった山々を切り抜け秩父入りしてから再び本格的な登りに挑戦してみました
美の山到達タイム
33分27秒[脚着き無し]
前回の記録:無し
=初記録!
無事脚着き無しで登りきりました!区間中の平均速度は9.4km/hです。
予定ルートでは山頂まで自転車で行ける感じだったのですが、実際は美の山公園入口が自転車で進める最高地点です。写真はここで撮りました。
蓑山(美の山)ヒルクライム感想
途中平坦or下り基調のお休みポイントがあるものの、勾配10~14%を記録する登りも散見され、ルートラボでは平均斜度5.5%程度ですがヒルクライムの練習にはうってつけだと思いました。
全体的に斜度がバリエーション豊かな為、単にきつい登りが永遠と続くところよりも斜度に合わせたギア選択や、フォーム選択が要求され、そういった練習に向いてくるところだと思います。
また、この美の山公園までの道のりはローディにとって非常に都合が良いです。
- 車や人の交通量が非常に少ない
- 道幅が非常に広く安全
- 路面状況もとても良い
- 市街地に近い
具体的には上記のとおりです。
あまりヒルクライムポイントとしては有名ではないですが、個人的には後述する美の山公園からの眺めもあって非常に良い所だと思いました。
ところでこの蓑山(美の山)、グーグルマップなどでは「蓑山」という表記ですが、現地では「美の山」という表記で統一されていました。なにか曰く付きだったりするんでしょうか?ちょっと興味が湧きました。
美の山公園からの眺望
AQUOS SHL23
美の山公園にはいくつかの展望台が設けられており、それぞれの展望台から非常に良い眺めを楽しむ事ができます。公園へ自転車の乗り入れは非推奨ですので、押し歩き及び担ぎ上げでRS8と一緒に公園内を楽しみました。
こちらは美の山公園から東方面を望んだ眺望です。東秩父方面ですね。
帰りはこの山々を越えていくルート予定です(凄くキツそう。
我ながら無理しておるw。

で、こちらは美の山公園から秩父市街の眺望です。
一番左に見える三角形が特徴的な山は日本二百名山の一つ、「武甲山」です。
武甲山は石灰石の採掘のために山頂が人工的に削り取られている非常に珍しい山です。
スマホの超広角レンズで撮影してるため小さく見えますが、実際はかなり迫力のある山でした。
是非画像検索してみてください。
ちなみに・・・・あそこってヒルクライムできんのかな?
せっかくなので歩いて蓑山(美の山)登頂
美の山公園を北上すると蓑山の山頂にたどり着くことが出来ます。
途中までは舗装されていますが、あるポイントから草地になりました。
公園内はロードは押し歩き、草地からは担ぎあげて登山ですwwww。
ボトルの水分と合わせて9~10kgくらいはあったと思いますが、学生時代は15~18kgの荷物担いで登山なんかもやってたのであれに比べれば全然楽勝です。
なお頂上はご覧のとおり慎ましやかな頂上標榜が立ち、側に木製の椅子と机が置いてあるだけです。
後ろには電設関係の建屋がありちょっとさびしい感じ。ただこの反対側からは秩父市街が一望できた(多分)はずです。
美の山公園入り口から頂上まではやや距離があります。しかしせっかく来たなら一度は登頂してみては如何でしょうか。
蓑山~秩父鉄道~長瀞へ

蓑山(美の山)をダウンヒル。
広い道幅と良い路面状況を楽しみながら再び彩甲斐街道(県道140号線)へ復帰します。
荒川を横断し、長瀞へ突入です。

秩父鉄道高架下で記念撮影。
今では鉄道の枕木は老朽化と共に鋼鉄やコンクリート系への移行が進んでいる?ようですが秩父鉄道は今でも木製の枕木が使われていてどことなくレトロで懐かしみを感じます。
写真で表現出来てませんが、この高架下もレトロちっくでいい雰囲気でした。
長瀞岩畳

埼玉県秩父で恐らく最も有名な観光名所、「長瀞岩畳」。
特徴的な岩畳と、荒川ライン下りが体験できる名所ですね。
この岩畳通りは秩父鉄道長瀞駅から岩畳まで続くおみやげ屋が並ぶ観光通りです。
この日も休日だけあって人で賑わっていました。
ここに到着した時の時刻は15時50分。出発が遅れたツケが回ってきています。
いよいよ日が傾き夕焼けめいてきており、観光客は帰路に着く人が多かったです。

ロードバイクを担ぎ、岩畳と荒川ライン下り乗降場へと続く階段まで下って記念撮影。
ピチピチレーシングジャージに身を包む人間は勿論僕だけですw。
サングラスをしてるのでへっちゃらですがおばちゃん達を中心に注目を集めがちでした。

右手には岩畳が広がっています。
さすがにクリートシューズで岩畳を歩くのは極めて危険なので控えて眺めだけ楽しみます。
荒川岩畳には個人的に何回か車等で訪れているのでこれで十分です。
それよりもこの時点で16時を過ぎており、時間的な余裕が無いことに焦りを感じ始めました。
長瀞岩畳から再び荒川を横断して帰り道!

早々に長瀞岩畳を後にし北上。
再び荒川を横断する橋を通り、記念撮影。
東京湾に流れ込む荒川とは思えない綺麗さと慎ましやかさのギャップが良いですね。
既に日が傾き陽の光のオレンジの割合が強くなっています。
急がねば、いくらVOLT300を装備していても日没後初見の道をダウンヒルするのは危険です。
⇒【ロードバイク】おすすめフロントライト「CATEYE VOLT300」徹底レビュー

さて、ここからは帰り道です。
「野見」で荒川を横断してから南下し、「長瀞トンネル」を抜け再び山岳地帯へ向かいます。
最後のヒルクライムに向けて一休み

最後のヒルクライム、「彩の国ふれあい牧場(峠)」に向かう前に麓で最後の大休憩です。
この時点で結構消耗しており、補給の必要性を強く感じました。
三沢郵便局の向かい側に自販機コーナーがありちょうど良いのでここで補給することに。
1.自販機でコーラ(500ml)を買って飲み干す
糖質の補給に最適なのは、やはりコーラ。
ローディにとってコーラは「聖水」と呼ばれるほど重宝されます。
その理由は大量の糖分を手軽に摂取できること。
例えばコカ・コーラ500mlに含まれる砂糖の量は、なんと角砂糖15個分(65g)。
水に溶かして飲むには苦痛が伴う半端ない量です。
それでもコーラが飲めてしまうのは、含まれている炭酸とリン酸が甘さを感じにくくしているからです。
加えてロードバイクに長時間乗っていると慢性的に糖質が不足しがちで非常に美味しく感じます。
ココらへんは別の機会に詳しく説明しましょう。
とにかくコーラ500mlをごくごく飲み干して糖質を急速補給しました。
いざ、彩の国ふれあい牧場(峠)へ!!!


さて家に帰るためにはこの峠を越える必要があります。
便宜上「彩の国ふれあい牧場(峠)」と呼称していますが、実際は特に名前の無い峠です。
(2015/10/25追記:どうやら二本木峠(西側)の一部のようです。)
しかしルートラボで見てみると・・・画像の通りです。
この彩の国ふれあい牧場峠は、平均斜度8.4%。距離4.1km。
参考に、白石峠の平均斜度はおよそ6.1%。距離8.5km。
はい。
最後の最後で最難関のラスボスです\(^o^)/。
いくぞおおおおおおおおおおおお!!!
彩の国ふれあい牧場峠到達タイム
29分48秒[脚着き無し!]
前回の記録:無し
=初記録!
くっそキツかったけど最後まで脚着かないで登り切れたゾ!!!
区間中の平均速度は7km/h。平均ケイデンスは39rpmでした(驚愕。
道中は牧場に隣接するため道が開けとても見通しが良かったです。
頂上地点は「関東ふれあいの道」の一部でした。
ローディはここからさらに北上して「二本木峠」を目指すのが一般的なようです。
ちなみにGarminconnectでは平均勾配10.3%でした。
彩の国ふれあい牧場峠の感想
控えめに言ってこの坂、頭おかしいくらいキツかったです。
区間中殆どで勾配は10%超え。途中20%以上のエリアも結構ある。
勾配20%とか疲れきった体ではまったくペダルが漕げずまるで前に進みませんでした。
記憶ではGarminの勾配項目は常に12~15%を記録していた印象です。
途中に休憩ポイントは無く、勾配8~9%が楽に感じるくらいでした(;´Д`)
Garminconnectで分析してみると、心拍平均は160bpmで最大でも176bpmでした。
ケイデンスは平均39rpmで、筋疲労が大きすぎて心拍数を上げることが出来なかったことが分かります。
これまでのロングライドで完全にオーバーワーク状態だったようです。
ともあれ、3つのヒルクライムをクリアしつつこの峠を脚着きせずにクリア出来ただけで自分としては充分よくやったと思います。途中自分を追い抜いていった車に乗っていた女子高生が自分に向かって「ガンバレ」と身振りしてくれなかったら絶対に諦めてたと思います(真顔。
ヒルクライム難易度は非常に高いですが、ヒルクラポイントとしてはとても優秀でした。
- 交通量は少ない(車は少しあるが人はほぼ無し)
- 道幅がとっても広い(登坂車線もあり、ローディに優しい)
- 路面状態が極めて良い(比較的新しく上り下り安全)
- 見晴らしが凄く良い。(山を切り開いており見通し良い)
- 眺めが良い(登ってきた道を振り返ると秩父長瀞を一望できた)
具体的には上記のとおりです。
とっても眺めが良かったのですが写真を撮り忘れ。勿体無いことした。
勾配がとにかくキッツいですが本当にいいヒルクライムポイントです。また挑みたい!
彩の国ふれあい牧場峠から一気に家路へ!
彩の国ふれあい牧場峠頂上地点から東方面の眺め。
彩の国ふれあい牧場峠を登り切ってこの写真を撮った時間は17時20分。
この時期の日没時刻はおおよそ17時半ですが、山間部のため、既に太陽は山に隠れて見えません。
更に午前日中は快晴でしたが、この頃になると空模様が怪しい感じになってきました。
そして太陽が山に隠れ始めると共に、急激に気温が下がり始めました。
Garminの記録によれば、峠に挑戦し始めた頃は22℃あった気温が、頂上地点では16℃まで下がってます。
半袖レーパン姿なので流石に肌寒い。。。
ということでこの間買った「PEARLIZUMI ストレッチウィンドシェル」をポケットから取り出して展開!
さくっと着てダウンヒルしていきました。
下りは山林に覆われており非常に冷たい空気が滞留しているため、もしウィンドブレーカー無しでダウンヒルしてたら間違いなく体中冷えきって鼻水垂らしてブルブル震えていたと思います。買ってよかった。。。。
⇒【ロードバイク】PEARLIZUMI ストレッチウィンドシェル ウィンドブレーカー購入
ダウンヒル後は休まず一気にお家まで急いで帰る!

彩の国ふれあい牧場峠のダウンヒルを終えた頃にはすっかり辺りは真暗に。
山を下っても気温は16℃のままです。ウィンドブレーカーを着たまま走行します。
スマホでは写真も撮れない上、帰りも遅くなりそうなので休まずまっすぐ帰りました。
結局家に戻るまで気温は16℃のままだったのでウインドブレイカーが無ければ風邪を引いていました。
ポケッタブルタイプ買ってほんまよかったで・・・。
途中腸脛靭帯炎で軽く膝も痛みましたが、痛み止めを使ってゴリ押しでした(笑。
無事何事も無くお家に帰れた
ルートのトラブルは合ったものの無事家に帰還する事ができました。
ダウンヒルでコケたりしなくてよかったです。
走行データ概要は以下のとおりです。
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自転車 : ANCHOR RS8 mdl2.3
オイル : AZ blc-004 ロードレースSP
走行距離: 151.57km
平均時速: 19.1km/h
走行時間:
07:47:37
獲得標高: 2821m
消費kcal: 3267kcal
帰宅したのは20時頃。およそ11時間以上は経過していました。
家についた頃には本当にへっとへとでしたが、本当に一日通して楽しかった。
秋のロングライドは大成功です!
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