初めて奥武蔵グリーンラインをフルで走りました
4月の下旬。
今回は奥武蔵グリーンラインをフルコースで走り切ることに挑戦です。
今まで花立松ノ峠から刈場坂峠など、部分的にグリーンラインの峠の数々は制してきましたが、始点である鎌北湖から定峰峠まで走りきったことがありませんでした。
温かくなってきたし、右膝以外の調子もいいし、今年はモアアグレッシブ!
奥武蔵グリーンライン
奥武蔵グリーンライン(おくむさしグリーンライン)は、埼玉県入間郡毛呂山町から秩父市に至る林道の愛称である。奥武蔵の林道ドライブコースやサイクリングロードとして人気がある。
奥武蔵グリーンライン路中の峠と名所の一覧 鎌北湖 ・ 一本杉峠 ・ 顔振峠 ・ 黒山展望台 ・ 傘杉峠 ・ 花立松ノ峠 ・ 関八州見晴台 ・ 飯盛峠 ・ 檥峠 ・ 刈場坂峠 ・ 大野峠 ・ 高篠峠 ・ 白石峠 ・ 定峰峠 ―Wikipedia
ルート
ルート概要
- スタート(お家)
- 鎌北湖
- 一本杉峠
- 顔振峠
- 高岡不動尊坂
- 野末張見晴台
- 花立松ノ峠
- 飯盛峠
- ぶな峠
- 刈場坂峠
- 大野峠
- 白石峠
- 定峰峠
- ゴール(お家)
レポート
鎌北湖まで自走。しかしメカトラで2時間ロス
自宅から鎌北湖までは自走です。大体1時間半くらいでしょうか。
この日は珍しく早起きに成功し、6時過ぎぐらいには家を出れたので、予定では日が暮れる前にお家に帰れると思っていました。
しかし、鎌北湖を前にしてメカトラ。
どうもリアディレイラーがおかしく、テンションプーリーからチェーンが外れてディレイラープレートに挟まることが多発。
調べてみると、見た目は普通ですがどうもテンションプーリーがおかしい。
何らかの原因でブッシュベアリング部分が歪んでだめになってしまったようです。
正常なテンションプーリーなら軽い力でくるくる周りますが、分解して取り外したプーリーは回転が渋く、ブッシュ部分を強く挟むと全く回転できません。
テンションプーリーを固定するボルトをかなり緩く締めれば、自走できたので調整して再スタート。
原因特定から修理に2時間ロス。
これとは全く別件で異音も鳴っており、精神衛生は非常によろしくなかった(笑)。
(後日プーリーを新品にして解決しました。)
蛇と遭遇
それはそれとして、グリーンラインを登ってコーナーの先に際かかると、
道の真中に2mを越す大蛇が目に飛び込んできました!!
慌ててブレーキを引くと、相手もものすごくびっくりしたようで
『ビョンッ!!!』 と飛び上がってましたwww
そのアクションにもビビる私。
慌てて森のなかに逃げ込む大蛇を写真に収めました。
頭が長細目の彼は「アオダイショウ」。
市街で最もよく見られる、大人しい蛇さんです。
この日遭った彼は体長約2mで中々の大きさでした。
こうしてみると、結構可愛い・・・可愛くない・・・?
道の真中で日向ぼっこ中だったようです。
脅かしてごめんね。
蛇足ですが、蛇は頭の形で凶暴かそうでないか判断できます。(例外あり)
アオダイショウのような温和な種は頭がスリムで長細い感じ。
マムシなど毒蛇は大体が三角形の頭をしています。
そうそう、メカトラ修理中に、目の前を美しい雄のキジが歩いて横切ったり、走行中眼の前を大型の猛禽類がすぐ横を飛び去ったりと、今日は動物たちとよくお目にかかれるライドでしたねw。
はじめての顔振峠
天文岩を通過。
この岩も歴史を調べてみると面白そうだ。
一本杉峠をパスし、しばらく上りを頑張ると、初めての顔振峠です!
ここにはお茶屋さん等があり、ご飯などを食べて補給する方もいらっしゃるようですね。
私は駐車場で絶景撮影した後、飲み物を補給しました。
コーラが美味しい!!
普段平地に住んでいる身としては、ここまで来ると埼玉県って感じがしません(笑)。
峠を制覇しつつ、『高山不動尊』坂に 挑戦
傘杉峠。
ここでコンビニで買ってきたパンケーキで補給。
メイプルシロップが手についてベトベトになりました(半ギレ)。
尾根東側から吹き上げる風がちょっと冷たい(18℃くらい)。
次、高山不動尊。
『高山不動尊』とは
武蔵の高幡不動、下総の成田不動と並んで「関東三大不動」のひとつに数えられる奥武蔵の名刹が高山不動尊(たかやまふどうそん)。創建は654(白雉5)年という古刹で、正式名は高貴山常楽院。往時は36坊を持つ修験道場として隆盛を極めていました。標高600mという奥武蔵の山中に建ち、ハイキング途中に立ち寄る人も多いのが特長です。
–https://tabi-mag.jp/sa0022/
自転車では境内まで入れないし、結構なハイキングコースなので今回はパス。
しかし、境内からグリーンラインまでの激坂には挑戦してみましたwww。
これがこのコース全容。0.68kmながら平均勾配11%という凶悪な坂。
実際に登ってみた所Garminは常に14%ぐらいを指していましたw、
グリーンラインで脚を削ってる身としてはかなりキツイものがありました。
一応脚着き無しで登りきりましたけど、もうチャレンジしたくない(笑)。
野末張見晴台へ!
高山不動尊から飯盛峠へ行く道の途中、一旦グリーンラインから逸れて以前から一度行ってみたかった野末張見晴台にやってきました。
野末見晴台は夜景で有名で、空気が済んでいれば東京タワーなどがいい感じに見えるようです。
標高は低めで小さな敷地ですが、しっかりバイクラックも完備されており、昼食等を摂るのにいいかもしれませんね~。
ノイバラの仲間を見つけました。小さくて可愛らしいです。
バラの原種ってこういう地味な一重の花なんですよー。
他にも高野草のスミレがちょこちょこ咲いていて、さすがグリーンラインだなぁと思ったり。
高野草のスミレは5月末までは咲いてくれていると思います。
グリーンラインを走る際は足元の小さな紫色の花を探してみては?
飯盛峠→ぶな峠→刈場坂峠へ
何かと有名な飯盛峠。
別のルートを使ってここだけに登りにこられる方もいるようですね。
今度自分も走ってみようかな。
ぶな峠。
難しい漢字で「ぶな」と打ち込んでも変換候補に漢字が出てきません。
旧漢字かな?
さーてようやく眺望おでましの刈場坂峠です!
奥武蔵グリーンラインは複数の峠をいっぺんに攻略できるのですが、ライン状は木々であまり周りが見えないのが辛いところです。
刈場坂峠は開けていて東のほうが眺望できます(写真は取り忘れました←
本当は正面から看板とRS8を撮影したかったのですが、写真左手にツーリングおじさんがいたのでこの微妙な構図です(笑)。
ここは良いところですよ。
ときがわ町側からも秩父側からも登れますし、複数のアプローチが出来る峠です。
大野峠→高篠峠→白石峠を経て堂平山へ
大野峠。
ここから埼玉県民の森を経由して秩父へ下れます。
高篠峠をパスして、白石峠まで来ました。
白石峠は埼玉県ローディのヒルクラメッカと思えるほど有名です。
が、何故か立派な道標がありません。写真映えしないゾ。
というわけで軽く休憩して堂平天文台。
最近はアニメ「SAO」の劇場版でシーンの一つに使われたらしく聖地になってるようですね。l
それは抜きにしても、天文台として使われる程の最高の眺望が望めます。
東秩父方面、埼玉東側全域。空気が済んでいれば何処までも見えますよ。
季節によっては雲海も見れるそうですねー。
天文台すぐ横ではパラグライダーの発着を行っていました。
上昇気流に乗ってどんどん上に登っていてすごかったなぁ。
心地よさとスリルを味わえるスポーツですね。
風に乗るってどんな感じなんでしょうか。
地面から離れることの出来ないローディには分かりません。
白石峠から堂平天文台への上り道の途中のパラグライダー発着場。
ここの展望も素晴らしく、記念撮影にはうってつけですよ~。
定峰峠を下って、さらば奥武蔵グリーンライン!です
堂平山から白石峠まで戻り、林道を下って定峰峠を目指
します。
かの林道は基本快適ですが、一部50~100mほど未舗装路があります。
ダウンヒルする場合は大人しく押し歩いたほうが無難です。
コーナーを曲がった先にいきなり現れるので、留意しておきましょう!
ここは近い将来舗装し直してくれるんでしょうか・・・?
定峰峠。車界隈でも有名な場所です。
ここが奥武蔵グリーンライン終点になります。
あとはここから県道11号線を下ってときがわ方面に戻り、お帰りになります。
この時点でもう夕方。
4月末時点でも日暮れから夜は15℃以下になり寒くなるので気をつけましょう。
ウィンドブレーカーを着て下りましたが、寒かったですん。
体力を使い果たすも、なんとか帰ってこれました。
距離140km、獲得標高1805mになりました。
走行を振り返って
野末張見晴らし台から東京方面を望む
奥武蔵グリーンラインフルコースは緑を全身で楽しめる坂好き天国
新緑のグリーンラインはその名に相応しく、乾いた心を満たしてくれますし。
静かにしていれば、360°から生命の息吹を感じ取ることができます。
下界では見られない植物や、ふと目の前を横切る猛禽類、突然目の前に現れる蛇(笑)。怖い人にとっては怖いかもしれませんが、とても新鮮で、思い出せば楽しいものです。
何より、4月~5月は冷涼な乾いた風が吹き上がってきて、登りで熱した体を心地よく冷やしてくれるのが最高です。
眺望が素晴らしい場所が限られますが、大自然と獲得標高稼ぎをお手軽にモノにできる良コースです。
ぜひ、走ってみましょう!
異音・メカトラで最後まで時間と精神を奪われた
異音
登りや、ペダリング時にトルクをかけるとミシミシ異音がなりました。
大変精神衛生上に悪い音でした。
音のなる状況は以下の通り。
- 坂道など、トルクが掛かる所で確実に鳴る
- 真っ直ぐに走行してても音がなる
- ダンシングしても鳴る
- 駆動系・BBから音がするような感覚がある
- チェーンがFDに接触することはない
- ハンドル周り、シートポスト周りもしっかり締めしてある
- ワイヤーの軸受け部分からの音では無かった
このような感じで、ほぼ確実にクランクかBBに原因があると思っていましたが
色々と調べてみた結果、音の原因は・・・・ ↓
後輪のクイックの締りが弱かった為
でした。
ホイールが落下するほどの緩さではありませんが、締め付けが弱く、ホイールに横方向の力が加わるとミシミシ音がなってしまったようです。それがフレームを伝い、あたかもクランク周りから音がなっているように感じられたと。
自力で原因を特定、解決出来てよかったです。
異音問題は難しい・・・(クランクの分解洗浄までやっていた)。
テンションプーリーの不具合
シマノのテンションプーリーを使っていますが、テンションプーリーは回転方向が定められています。
一時期、分解洗浄をして組み付けた時、逆に取り付けて走り続けていた時期があり、プーリーの刃が不適切に削れてしまいました。
その結果、走行中にプーリーからチェーンが脱落し、プレートの間に挟まるということが頻発してしまい、その影響でブッシュベアリングが歪み回転しなくなってしまったと分析しています。
この歪みは是正出来ないので、諦めてスモールパーツでプーリーを新品で購入しました。
あっさり、問題は解決され、現在は快適に走れています。
この問題も自分で解決できてよかったわい。
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自転車 : ANCHOR RS8
走行距離: 140.74km
平均時速: 19.1km/h
走行時間: 12:25:35
獲得標高: 1805m
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