この記事は2015年12月11日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

【ロードバイク】落車→右STIレバーが真二つに損壊:後編

その他

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AQUOS SHL23

右STIレバー破損の原因と反省

前回の続き
【ロードバイク】落車→右STIレバーが真二つに損壊:前編

今回の落車の最も不可解なところは、左コーナーでバランスを崩して
”左に倒れた”のに”右”STIレバーが壊れたことです。

本記事では壊れた右STIレバーについて掘り下げ、何故右STIレバーが破断したのか。
加えて本落車の反省などをまとめていきます。

右STIレバーの損壊状況

落車直後

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左から衝撃を受けたため、ステムが右側にズレてタイヤとステムとの角度が平行でなくなっています。
しかし、これはロードバイクフレームにとっては良い状態です。

ステムとコラムの固定は4~5N・m程度で固定するようですが、自分は3N・mで固定しています。
普段使いではこれでズレることはありません。しかしこのように落車した際はコラムへの衝撃をステムがズレることによって吸収してくれます。
もし5N・mで固定していたら衝撃がダイレクトにフレームに伝わりコラムにクラックが入る可能性だってあり得ます。「強すぎるよりかは緩いほうが良い。」ってのが個人的な考えです。

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左STIレバーはなんともありませんが、右STIレバーはこのとおりです。
シマノスモールパーツ型番で「Y01F98070」が完全に縦に真二つに割れました。

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部品がバラバラに飛び散ることは無く、破断しただけなので強力な接着剤で復元できるかも?
と、一時は考え復元作業も行っていましたが、ブラケット前半・後半部を接続する樹脂製のネジ穴の部分が完全に破断しており、この部分は強く力が加わる部分でも合ったため修復は不可能と判断しました。
(この部分はユニット化されておらず、修理のスモールパーツは「Y01F98070」6,000円掛かります)

なぜ右STIレバーが破断したか

勢いでバウンドし、反転して右STIが路面に叩きつけられた?

左に倒れたのに、何故右STIレバーが・・・?
今回の落車は浮砂に脚を取られたわけではなく、全く予測無くバランスを崩して倒れたため、落車時は一瞬
のことで殆ど覚えていません。

ただ時速25~26km/h程度ではあったため、左に倒れた後、勢いでバウンドし反転、右STIレバーが路面に叩きつけられて衝撃をいなせず破断した。と推測しています。

前述でステムが右にズレていることから、先に左側が路面に叩きつけられたことは間違いないと思います。その上で右STIレバーが壊れたのだから、他に理由が思いつきません。

交通量のない場所での落車で良かった

ちゃんと交通量の無いところを練習に使っていて良かったです。自分一人が落車するだけなら嘆くだけで済みますが、もし回りの人や車にぶつけたりしてしまっては大事です。
嘆くだけでなく謝ったり金払ったりと、一人では抱えきれないほど大変な思いをすることになります。

トルク管理のミス

トルクレンチを用いたトルクレンチの初歩的なミス

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※12N・mに見えるのは撮影した角度の関係です。

直近のSTIクランプ部のトルク管理では記憶が曖昧ですが一般的なアーレンキーで締め付けた後、トルクレンチでトルクチェックを行ったと思います(トルクレンチは工具というよりかは検査器具なので)。その際、トルクレンチの使い方を誤って高いトルクのまま放置してしまった事が大きな原因です。

恥ずかしいですが具体的には・・・・

  1. STIクランプ部を5N・mで固定したいと考える。
  2. アーレンキーでクランプ部を適当に締め付ける。
  3. トルクレンチを5N・mに設定し、チェックする
  4. 5N・m以上だったため当然トルクレンチのヘッドが曲がる
  5. 「よし!ピッタリ5N・mだ!」⇒勘違いのまま無事検査終了
  6. 事故後調査⇒実際は11N・mでした。。。。。。。。。。。

・・・・アホですね(ヽ´ω`)

反省(今回の落車の総括)

練度不足ではなく、慎重さと初歩的なミスが招いた事故

今回の落車の原因と要因をまとめると

  • 徹夜してた
  • 暴風だった
  • 徹夜明けテンションでスピードを出していた
  • 慎重さにも欠けた
  • 右STIクランプ部を異常な数値で設定してしまっていた

ハイ。殆ど内的要因が殆どです。
徹夜明けでロードバイク乗って注意力が散漫になっているところに暴風が重なってしまったのは不運だったと言えなくもないですが、その環境下でロードバイクに乗り続ける判断は誤りでした。

あの風の強さならばロードバイクを諦めてランニングを行うべきでした・・・。

トルク管理は定期的に、設定トルクはリストアップ

トルク管理表

今回の反省を生かし、Excelでトルク管理表を作りました。
実際に固定したトルクと最終点検日を毎度記録することで事故を防ぎます。

トルクレンチの使い方を変更

今回のトルク管理ミスはトルクチェックの方法に誤りがあったため点が大きいです。
よってトルクレンチの使い方も変更し、今後はアーレンキーで弱めに締め付⇒トルクレンチで仕上げするという方法に変えることにしました。

トルク設定ミスによる事故はもう二度と起こさないように気をつけます。。。(^_^;)

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楓鈴
この記事を書いた人

夜眠れず朝起きられない呪いを背負うサイクリストです🎐。
自然豊かで人が少ない、静かな所を走るのが好きです。
ANCHOR RS8 に乗ってます。EMU所属

他者との闘争心は人一倍ありませんが、自分への挑戦ということで時々頑張るためにヒルクライベントにも参加しています。
・2023年 富士ヒル 79分(ブロンズ)
・2024年 ハルヒル 52分

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